陰の主役は皆さん! 仲間を増やして制作業務をスムーズに

社内報担当の皆さま、こんにちは。今年も年末年始発行号に向けた準備段階に入っていきますが、担当する役割は決まり始めていますか。中には、企画や取材、原稿作成など、社内報の制作に関して、ほとんど一人でやっているという方も多いのではないでしょうか。日常の業務に加えて、制作業務を一人でこなしていくのはとても大変です。特に、全国各地に拠点が広がっていたり、事業部や従業員数が多いという企業では、情報収集が追いつきません。

確実に業務を推進し、読み応えのある企画や情報を発信していくには、強力な社内ネットワークがカギです。限られた時間・人数でも誌面の充実へとつながるよう「編集(通信)委員」仲間を増やし、各拠点(部署)の“忍び”としてネットワークの構築に協力してもらいましょう。

1.幅広い年齢層が揃えば企画力もアップ

新たな仲間を募集する前にまず、現状の課題や今後の在りたい社内報の位置付けについて考え、選定基準を具体的に絞っておきましょう。

・対象者の範囲(部署、拠点、グループ会社、希望者など)

・どこまで携わってもらうか(写真撮影やインタビュー、情報収集、企画立案からなど)

・どんな仲間に加入してほしいか(世代、役職、性格など)

全従業員に誌面を楽しんでもらうためには、企画のバリエーションを広げていく必要があります。そのため、編集委員は若手だけ・ベテランばかりなどの偏りはなくし、幅広い世代で組んでいくと進行にも役立ちます。

2.関心の壁を越える交流と発信を

制作に興味のある仲間を増やしていくためには、活動の魅力を直に伝えることも大切です。社内報の記事で募集案内を載せることに加え、例えばカジュアルなランチミーティングやネットワーキングを開催して、皆さんの想いや実際の取り組みを伝える場を設けることも効果的です。現担当者の生の声として「良かったこと、うれしかったこと」を共有するようにしましょう。また事前に社内報アンケートを行って、関心度の高い従業員を知っておくこともいいでしょう。

3.時にはスポットライトを浴びて認知度を高める

編集担当者の存在を、時には皆さんに公開して働きを伝えてみませんか? 制作までの取り組みを伝えたり、メンバー紹介や年始の挨拶など、皆さんが誌面に登場することで、次号以降の原稿収集がスムーズになる可能性があります。担当者の顔や働きがわかると、蔑ろにしにくいですよね。じわじわと社内ネットワークを広げるきっかけに、ぜひ誌面を活用してください。


社内報制作は、従業員エンゲージメントの向上へとつながる組織にとって重要な業務です。管理職だけではなく、各拠点(部署)の役職者たちが社内報の存在意義を理解して周知させることで、編集(通信)委員がより活動しやすくなります。仲間を増やして制作側のモチベーションを上げ、誌面を充実させていきましょう。


編集委員制度を活性化させよう!

【社内報】事前準備のポイント


<ディレクター:吉田>
世代や部署間を超えた交流は
組織全体のパフォーマンス向上につながります。
出会いを大切に協力して進めると楽しさも倍増しますよね!