社内報に掲載する写真、どのように用意していますか。予算やスケジュールによって、広報担当者がご自身で撮影をする場合もあるかと思います。人物にピントが合うように、ぶれないように…と気を付けて撮影したはずが、できあがった写真は余白が目立ったり、背景がごちゃごちゃしていたり、イマイチな仕上がりになってしまったという経験をお持ちではないでしょうか。光や明るさを調整する方は多いと思いますが、ワンランク上の仕上がりにするには “構図”も意識するといいかもしれません。今回は避けるべきNG構図と、知っておきたいOK構図をご紹介します。
まずは「写真のテーマ」を決める
「何をどのように伝えたいのか」を考え、写真のテーマを決めましょう。社内イベントがあったことを伝えるためにいくつか写真を掲載するとします。イベントの趣旨や内容、人々の参加状況などを視覚的に伝えることをテーマに考えた場合、どのような写真を撮ればいいのかを考え、それに適した構図はどんなものがあるのかを検討しておきましょう。例えば、当日の様子を生き生きと伝えるなら、参加者に寄って撮影し、動きや表情を捉えた写真が撮れたらOK。しかし、きちんと感やスタイリッシュさを狙うなら、構図を意識することをおすすめします。
避けるべきNG構図
構図とは、写真を構成する人物の位置やバランスのことを指します。位置やバランスを決める上で知っておきたいNG構図は2つです。
串刺し構図
人物の頭上から窓枠や棒が飛び出ているようにみえる構図のことです。頭に何か刺さっているように見えてしまいます。社内での撮影時に、窓枠やインテリアなどが頭に被っていないか確認しながら撮影しましょう。
首切り構図
人物の首を横断するように梁やブラインドなどが入ってしまうと、首を切られているように見えてしまい不吉な印象を与えてしまいます。串刺し構図と同様に、背景に邪魔になるものがないか確認しましょう。
構図を意識して今よりもっと素敵な写真に!
より良い写真にするためにおすすめしたい構図を2パターンお伝えします。
日の丸構図
人物などの撮影対象を画角の中心に配置して撮影する方法です。とてもシンプルで、何を見せたいのか明確になります。被写体を強調したいときに使用しましょう。ただし、単調になりやすく、多用してしまうとメリハリのない紙面になるため注意が必要です。
三分割構図
画面をグリッドで縦と横に三分割して、縦線と横線が交わる点に人物を配置する構図です。画角の中心からあえて人物を外すことで、写真に余白が生まれて空間の広がりを見せることができます。紙面のメイン写真でかっこよくみせたいときにおすすめです。
今回は初心者でも取り入れやすい写真の構図についてお伝えしました。基本的な知識を習得したら、次は場数をこなして感覚をつかむようにしましょう。写真は紙面の中でアイキャッチにもなる重要な部分。伝えたいことがより魅力的に伝わるように写真の撮り方も工夫を重ね、読者の目を引きつける社内報をつくっていきましょう!
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〈ディレクター:大野〉
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