社内報を創刊するために制作会社や印刷会社とやり取りをしていると、さまざまな専門用語が出てきて戸惑うことはありませんか?
そこで今回は社内報を始める前に知っておきたい用語についてご紹介します。
用語の意味を知っておくことで進行がスムーズになることがあります。
また社内報制作以外にも、広報にまつわるさまざまな場面でご活用いただけますのでぜひご参考ください。
①台割
冊子の構成や内容を一目で分かるようにした一覧表です。編集委員内や制作会社と情報を共有する際に役立ちます。
台割表の大きな目的は「各ページの掲載内容を整理すること」「冊子の物理的な構成内容を整理・検討すること」です。
②ラフスケッチ
各企画コンテンツをレイアウト上にどう振り分けるかを手書きで書き起こしたものです。
デザイン前にラフスケッチでイメージを共有することで、「イメージとぜんぜん違うものができてしまった」という制作側との認識のズレをなくすことができます。
④原稿校正
デザイン前に原稿の文章の誤字・脱字などを修正し文章を整えることです。
デザイン前に行うことで、その後の進行をスムーズかつ確実にすることが目的です。
⑤校閲
文章や原稿などの誤りや不備な点を調べることです。
⑥校正
デザインの進行中に原稿と比べながら誤りや不備を正すこと。
またはその工程のことです。
⑦入稿
デザイナーにデザインに必要なすべての素材を送ることです。
入稿と同時に訴求ポイントも伝えることでデザイン性が向上します。また素材を漏れなく送ることで修正の手間が省けます。
⑧初校・再校
デザイン後の最初の確認工程のことを「初校」と呼びます。
また初校を修正したものを「再校」。
それ以降は「三校」、「四校」となります。
⑨色校正
仮印刷で企業ロゴや人物写真の発色を確認する工程を指します。
本番と同じ機械・インクで印刷する「本機本紙校正」、本番と同じ紙・インクで校正用の印刷機で出力する「本紙校正」、本番の紙・インク・機械は使用しない低コストの「簡易色校正」などの種類があります。
⑩ゲラ
校正のためにレイアウトデータが出力されたものです。
⑪校了
校正が終了し、本印刷の許可を出すこと。
三校までに校了となるのが理想です。
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【執筆者】
ディレクター 後藤