社内報で女性が働きやすい環境づくりを
アメリカやドイツなどに比べ、日本の女性はまだまだ結婚・出産・育児の家庭で離職してしまう方が多いのが現状です。進む労働力減少の中でいかに女性の労働力を確保していくかが企業にとって喫緊の課題であり、多くの企業が女性の働きやすい環境づくりに取り組んでいます。
そこで今回は、女性向けの企画をご紹介したいと思います。社内報ですべての女性に優しい企業を目指しましょう。
女性向け企画4選
企画例1 『ONとOFF ~仕事と家庭を両立する2つの顔~』
仕事の『ON』と家庭の『OFF』、どちらも女性にとって大切なものです。両立するために、毎日奮闘している女性も多いのではないでしょうか? そんな女性を応援するために、仕事『ON』のときと家庭『OFF』の素顔併せて掲載してみましょう。「仕事ではちょっとこわそうだけど、実は親バカ」などと、意外な発見が生まれるかもしれません。
仕事と家庭を両立することが「当たり前」とされている時代だからこそ、奮闘する女性たちを社内報で褒めて、讃えてあげましょう。
企画例2 『できるあの人の鞄の中を見せて!』
持ち物には、その人の性格やライフスタイルが反映されます。鞄の中身を公開いただくことで、その方の人となりを知ることができます。例えば、手帳からはその人のスケジュール管理のこだわりを、マイボトルや携帯サプリメントからはその人の健康意識の高さを伝えることができますよね。
また職種によっても違いを楽しむこともできます。営業担当の方なら書類がいっぱい入る大きめサイズの鞄を愛用していることが多いでしょうし、広報担当ならばボイスレコーダーや取材用のメモ帳を持ち歩いているかもしれません。また、携帯ケースや財布など、かわいい小物を見られる女性ならではの楽しみを感じさせてくれる企画でもあります。
企画例3 『戦闘服拝見! ここぞ!という時の勝負服』
働く女性の勝負服を“戦闘服”に例えたおもしろ企画。女性ならここぞ!という仕事の時の服装にこだわりを持っている方も多いはず。
例えば、大事なプレゼンテーションがあるときの服装や、会食のときの服装、初めてましてのお客様に挨拶に伺うときの服装。服装で自分に自信を付けようとする工夫や、できるだけ好印象を与えようという女性ならではの心配りにスポットを当てることができます。また仕事の服装は職種の違いがとても反映されるものです。工場や作業現場で働く女性にとっては作業服が戦闘服ですし、販売ならそのブランドの服が戦闘服になりえます。どんな戦闘服でもおしゃれを取り入れて楽しもうとする女性の姿勢に学ぶことも多いのではないでしょうか。
企画例4 『誌面女子会~女子社員による女子社員のための座談会~』
女子会と題し、誌面で女性メンバーによる座談会を開催してみてはいかがでしょうか? 「女性が考える“働きやすい会社”」などをテーマすれば、女性社員の本音を探ることができます。女性のみとメンバーを絞ることで、普段ではなかなか言い出しにくい意見を吸い上げたり、女性社員同士のつながりを生むキッカケになることも。また女性が働きやすい会社づくりの一環として、社員にPRすることもできます。
女性向けの企画は、女性以外の目線も意識して
女性が働きやすい環境づくりに世間の注目が集まっている背景から、どうしても女性ばかりをフューチャーしてしまいがち。ですが、本当に女性が働きやすい環境をつくるには、女性以外の男性の協力が必要不可欠です。男性社員の中には「女性ばっかり得してずるい」と不満を持っている方も、もしかしたらいるかもしれません。不満を抱く男性と一緒に働くことは決して「働きやすい」とは言えませんよね。
大切なのは、女性と男性が協力し合い、お互いが気持ち良く働くこと。だからこそ、社内報で女性向けの企画を掲載するとき、「これを見た男性はどう思うのだろう?」と、女性以外の目線も意識することが大切です。
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【執筆者】
ディレクター後藤
最近ラジオから流れる懐メロにハマっています。