SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは?
SDGs=Sustainable Development Goals;持続可能な開発目標のこと。
2015年9月、ニューヨークにて開催された国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に盛り込まれました。
聞き慣れない方も多いかもしれませんが、CSRやCSVという言葉なら知っている方も多いのでは?
そもそも「CSR=企業の社会的責任」は1990年代から浸透した言葉。企業活動における社会に与えられた影響への対応や、自主的な慈善活動が中心でした。2010年代に入ると、「CSV=共通価値の創造」として、経済価値と社会価値の同時実現を目指すようになりました。SDGsとは、簡単に言ってしまえばこれらCSRとCSVの進化系です。
世界の共通言語として認知されていますので、世界基準の企業価値を高めるためには必須となってきています。また、共通言語として、取引先や協力会社などと目的を共有することができます。
SDGsが目指すGoalとは?
SDGsは、2030年までに達成すべきゴールとして貧困や飢餓の撲滅、クリーンなエネルギー、気候変動への対応、平和で公正な社会などの17のゴールと、169のターゲットが定められています。
SDGs「世界を変えるための17のゴール」
1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平均を実現しよう
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさを守ろう
16 平和と公正をすべての人に
17 パートナーシップで目標を達成しよう
社内報を
SDGsの認知・広報に活用しよう
SDGsは世界共通言語であるため、グローバルなPR活動において重要なコミュニケーションツールとなり得ます。しかし、SDGsの認知率は14.8%(電通「SDGsに関する意識調査」)とまだまだ認知されていません。
そこで、社内報でSDGsを認知させていきましょう。SDGsの実現のためには、まず「理解」が必要です。社内報で特集を組むなどして社員への理解促進に努めましょう。また実際に経営戦略にSDGsを取り込んでいる場合は、社内広報としての活用も可能。社内報にまとめておくことで、社外広報にも役立てることができます。
すでに行っている取り組みも
SDGsに置き換えて考えてみよう
先にご紹介した17のゴールの中で「すでに行っている取り組みがある」という企業さまも多いのではないでしょうか?
既存の取り組みをSDGsに置き換えて考えることで、世界中の人が分かる世界共通言語のPR要素となります。
もちろん、置き換えるだけでなくSDGsの理念を理解し共感した上で企業目標に取り込んでいくことが大切です。つまり、SDGsが目指すゴールに貢献しながら、同時に企業成長を果たすことが理想です。
【執筆者】
ディレクターG
最近は海外ドラマにハマっています。