今さら聞けない!社内報制作Q&A

今回は立場上、「それって何ですか?」「わかりません」とは言いにくい、社内報にまつわる“今さら聞けないQ&A”をご紹介します。

 

Q印刷コストを下げたい!

A 相見積もりを頼んだり、紙質などを再考してみよう。

当たり前ですが、印刷会社によって印刷コストが変わります。印刷コストを下げるためには、複数の印刷会社から相見積もりをとって検討しましょう。
また、印刷する紙も要再考ポイント。紙にはたくさんの種類があり、実質的に同じ紙でも製紙会社によって名前が違っていたり、価格が違うことも。同じ質感・似た風合いの紙でもっと安価な紙を見つけることも不可能ではありません。

 

Qモアレって何?

A特定のパターンなどを印刷すると発生する干渉縞のこと。

印刷は細かいドット(網点)で絵柄を再現しています。この網点と写真などが干渉すると縞模様が発生することがあります。写真の角度を変えたり、サイズを少しだけ修正することで解消する場合があります。モアレを見つけた場合には制作スタッフに修正を依頼しましょう。

 

 

 

 

Q「裏移り」「裏抜け」とは?

A「裏移り」は重ねた面に色が移ること。「裏抜け」はインキが裏に浸透してしまうことです。

「裏移り」は印刷物に表面のインキが乾ききっていない場合や、断裁などの圧力がかかる作業時に発生することが多いため、必要であれば印刷会社にインキを乾かす乾燥日を設けてもらうよう依頼しましょう。
「裏抜け」はインキが紙に浸透して、裏面にまで文字や絵柄が見えてしまう現象のことです。染料系から顔料系のインキに変更するなどが効果的です。

 

 

 

Q完全データって何?

A一般的に、過不足なく印刷工程に回せるデータのこと。

明確な定義はありませんが、IllustratorやInDesignで制作された画像やフォントを含んだデータファイルのことです。

「画像のリンク漏れがある」「対応していないフォントがある」などの不備がないデータファイルのため、完全データと呼ばれています。

 

 

 

 

Q印刷に適した文字と罫線のサイズは?

A0.1mm以下の罫線や6Q以下の文字は避けた方がベター。

印刷で出力できる罫線の細さや級数のサイズ最小値は一概に規定はありませんが、一般的には0.1mm以下の罫線や6Q以下の文字を使うことは推奨できません。ちなみに人間の目で読むことができるのは6Q以上と言われています。

 

 

 

【執筆者】

ディレクター後藤

お盆休みが終わってしまいましたね…。

今年はどこにも行っていません。