内定者フォロー施策としての社内報

新卒採用を実施する多くの企業で10月に内定式を終え、人事担当者はほっと一息つけるタイミングかと思います。しかし、内定者自身が一息ついているとは限りません。人事担当者の方であれば、「内定ブルー」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。これは、内定者の多くが「本当に自分の選択に間違いはなかったのだろうか…?」と悩み、不安に駆られる現象を指します。少子高齢化が加速し、超売り手市場となっている新卒採用市場では、学生に多様な選択肢が与えられていると言っても過言ではありません。そんな多様な選択肢の中から選べるのはたったの一社のみ。入社が近づくにつれて不安に駆られる学生も少なくないようです。そんな内定者向けフォローとしても社内報が活用できます!

 

まずは内定者に社内報を送付しましょう!

昨今の新卒学生の就職活動スケジュールをみると、内々定は6月以降、正式な内定は10月以降となっています。つまり、入社意思を固めてから実際に入社するまで、長ければ10カ月ほど間があいてしまいます。この間、企業との接点がないと「あれ…ほんとにこの会社に入社できるんだよね…?」と内定ブルーとはまた違った不安を与えてしまいかねません。

そこで活用できるのが社内報です。社内報を定期的に内定学生に対して送付することで、社内の最新の情報を与えることが可能なうえ、従業員に向けて配布される社内報を受け取ることで、自身が企業の一員であるという意識を醸成させることもできます。

社内報ならではの最新情報を入社前から知れることで、内定者も入社に向けた準備を取り組み安くなります。

1年目先輩社員特集を組みましょう!

1年目なのに先輩社員? と少し不思議なタイトルの特集ですが、内定者の目線から見れば1年目の社員は最も近い先輩社員に当たります。1年目の社員には「もうすぐ先輩社員になるんだ」という意識を醸成させ、内定者には「この人たちと一緒に働くんだ」という期待感を持たせることができます。1年目先輩社員からは以下のことをヒアリングして誌面に掲載しましょう。

・入社前にどんな準備をしたか(またはどんな準備をしておけば良かったか?)

・後輩に紹介したい会社のすすめスポット

・入社前不安だったことが、入社後どのように解消できたか?

・未来の後輩に向けてメッセージ

一歩先を歩く先輩社員の姿は、後輩にとってとても参考になるものです。入社前には同じような悩みを抱えていた可能性も高く、共有できる部分も多くあるかと思います。新たな仲間となる内定者を迎え入れる準備としても有効な企画となるでしょう。

1年後の自分の姿と重ね合わせ、内定者に具体的に働くイメージを持ってもらいましょう。

 

 

 

 

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【執筆者】

ディレクター 水谷

ディレクター肌寒い日が続くようになってきましたね。その昔、私は炬燵原理主義者として、休日は炬燵の中から一歩も動かないというストイックな生活を送っていました。しかし、現在我が家では炬燵が廃止されて久しいです。おそらく、私の炬燵原理主義的行動が原因なのですが…。炬燵が恋しくなり、北海道に住めば一年中炬燵が楽しめるのでは!?とリサーチしてみた結果、北海道は炬燵保有率が47都道府県でなんと沖縄を下回る最下位。暖房器具が進化しすぎて、炬燵が淘汰されたそうです…。