ピンチがチャンス⁉︎社内報が企業を救う!

新型コロナウイルスの影響で、一斉休校になり、小さなお子さまを抱えて働くお母さん、お父さ

んたちにも大きな影響が出ています。

小売業の企業が営業時間の短縮をしたり、WHOが世界的パンデミックといえる、と発表したり、

暗いムードが世の中を包んでいます。

そのような中でも、SNSでは #コロナに負けるな のハッシュタグが流行したり、飲食店がキ

ャンペーンを開始して活気を取り戻そうと懸命に働きかけたり、暗い世の中だからこそ「お花を

家庭に」と街頭でお花を無料で配ったり…このような「支え合う」動きが活発化しています。組

織も同様に危機に面したときこそ、乗り越えるためこの働きかけを積極的に行い、より一層結束

を高めていく必要があります。

 

 

ピンチのときこそ社内報が活躍します

 

業績が悪化すると、社内の雰囲気が暗くなり、従業員の雰囲気も下降気味に。組織全体のパフォ

ーマンスが低下することで、さらなる業績悪化…と、負のスパイラルに陥ってしまいかねませ

ん。このような組織が危機的な状況のときこそ、社内報を活用しない手はありません。従業員の

士気を高める内容や、コミュニケーションを促進する企画など、発行目的を明確にして誌面をつ

くるようにしましょう。組織のピンチを食い止めるためのツールになるはずです。

 

ピンチのときこそ「意図を持って」企画を立てれば、従業員が前を向いて業務に取り掛かるきっ

かけになるかもしれません。

以下で紹介する企画を参考にしてみてくださいね。

 

case 1

過去の事例で振り返る
ピンチの乗り越え方

企業は必ずしも順調な右肩上がりの成長をするわけではありません。

企業にはバブル崩壊、リーマンショック…その他企業ごとの困難やトラブルを乗り越えてきたと

いう「実績」があります。その時会社はどう動いたのか、その困難を糧にどのように成長したの

か。見通しの立たない状況になればこそ、過去の経験が役立つ場面があるはずです。

 

初めて社会情勢の危機感を感じている若手社員も多いはず。大きな不安を抱えている人もいらっ

しゃることでしょう。だからこそ、これまでの歩みを振り返って今、直面している危機を「乗り

越えることができる」という勇気を持ってもらうことが肝要です。

 

例えば、「経営者にあの時の困難はどうやって乗り越えたのか」若手社員がインタビュー。不安

の大きい若手社員が直接聞くことで、経営者から若手社員へダイレクトにメッセージが伝わり、

不安をより払拭する効果が期待できます。また、中堅社員には、あの時どうしたか、何に気をつ

ければよかったのか、過去の難局を思い出し奮闘してくれることでしょう。

 

case 2

会社のいいところ、

改善点を見つめ直してみよう

 

一度雰囲気が悪くなると、会社のネガティブな面ばかりに目が向いてしまいがち。
もちろん悪いところには、改善する余地があり、よりよい会社へ成長する種が隠れていますが、

それ以上に「いいところ」に雰囲気を変えるヒントがあります。

例えば、「会社のいいところ、悪いところを知るアンケート」を実施し、現場の声を集約したも

のを掲載することで、客観的に捉えてもらうように促します。自分では気がつかなかった視点

や、当たり前すぎて忘れていた、いいところを再確認することで、雰囲気もよくなることでしょ

う。

とある企業では、幹部への不満や文句もそのまま掲載し、組織の風通しをよくしているという事例もあります。言いたいことを言える風土を作ることで、いい雰囲気の会社へと変わっていきます。

 

 

いかがでしたでしょうか。世間では暗いニュースが流れていますが、

こんなときこそ、インナーコミュニケーションが大事です。

ぜひ企画のネタにしてみてくださいね。

 

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執筆者:ディレクター 小口

犬と薬味が好きです。

山葵(わさび)と生姜(しょうが)という名前の犬を飼っています。