【社内報】切り口いろいろ、インタビュー原稿の表現術

社内報担当の皆さま、こんにちは。
社内報の中で、人気コンテンツの上位に入る企画といえば「インタビューコーナー」を思い浮かべられるご担当者様も多いのではないでしょうか?取材も終わり、いざ原稿をまとめようとすると、どうやって作成したら良いのか悩んでいるというのはよく聞かれる話です。
そこで今回はインタビュー作成にあたって、どのような表現方法があるのかをご紹介していきたいと思います。

原稿作成の基本の流れ

取材終了後は、早速インタビュー時に録音した音声を文字に起こしていきましょう(取材時にメモを取りながら話を進めるには高度なテクニックが必要になりますので、録音しておくと安心です。後で振り返るときに音声が残っていると役立ちます)。
人の話し方には癖があります。たとえば「あの」とか「えーっと」などは文字にしなくても内容が把握できますから、どんどん省いていきましょう。不必要な情報、途中の雑談や記事に不要な情報なども同様です。集中するとつい忘れてしまいがちですが、こまめな保存もお忘れなく。

誌面に合わせて原稿を仕上げていきましょう

社内報を、社員同士のコミュニケーションツールとして、教育ツールとして、お客様にも配布している…など、発行されている目的や誌面の特徴はさまざまです。どのような表現方法があっているのかを検討しつつ、原稿作成することが望ましいといえるでしょう。
以下ではインタビュー原稿でよくみられる3つの型についてご紹介します。

①結論型

最初に結論を記載するパターンです。結論に至った理由、具体例、まとめといった流れで書き進めていきます。

例:
【結論】○○さんはお客様との信頼関係を強化するために、こまめな情報提供を心掛けています。
【理由】コロナ禍で対面の営業が困難になったためです。
【具体例】具体的には、既存のお客様には○○名に、新規のお客様には○○名と従来よりも多く電話またはメールで連絡を取るようにしています。
【まとめ】○○さんは試行錯誤を繰り返しながら、お客様と良好な関係が継続できています。

②列挙型

箇条書きを取り入れたパターンです。要点が整理され、内容を分かりやすく伝えることができます。


【導入】○○さんがお客様の信頼を獲得できている理由は大きく2つあります。
【列挙1】既存・新規のお客様に対して従来よりも多く連絡を取っているからです。
【列挙2】コロナ禍において、これまでの方法にとらわれずチャレンジを続けているからです。
【まとめ】○○さんは試行錯誤を繰り返しながら、お客様と良好な関係が継続できています。

③物語型

インタビューを受けてくださった方の経験談をストーリー調にして表現するため、読者に共感してもらいやすくなる特徴があります。


【発端】〇〇さんは営業担当になって3年、お客様との関係構築に力を入れていました。
【転機】コロナ禍でこれまでの営業スタイルを見直さなければならなくなってしまいました。
【成長】従来のやり方を見直し、お客様との連絡の取り方を工夫するようにしました。
【未来】ウィズコロナ時代においてもお客様にさらに信頼していただくための改善に、終わりはありません。

いかがでしょうか。同じ内容でも表現方法を変えることで違った印象を受けたのではないでしょうか?原稿作成に正解はありませんので、対象者の伝えたいことや魅力を引き出すことを意識しながら作ってみてくださいね。


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執筆者:ディレクター 高橋

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