社内報担当の皆さまこんにちは。
昨今はWEBを利用した社内コミュニケーションツールも増え、社員同士の連絡や情報共有が容易な世の中となりました。そんな中、手軽に多くの人に情報を届けられる利点から、社内報のデジタル化(WEB社内報)を検討する方も多いと思います。そこで今回は、社内報を発行するという視点で、WEBと紙、それぞれのメリット・デメリットを考えてみたいと思います。
WEB社内報のメリット・デメリット
●メリット
まず社内報をデジタル化することで生まれる最大のメリットは、PCやスマホといったツールでいつでもどこでも読めるという点です。また「いいね」ボタンなど、コミュニケーションツールとしての機能がある場合、読者が記事に対して何らかのアクションができるので、より興味を持ってもらえる可能性があります。さらには、即時性が強く、情報の更新頻度を自由に決められるのもポイント。速報など、鮮度の高い情報の配信は、やはりデジタルツールの方が適しているでしょう。要領に制限がなく、動画配信も可能なので、表現が多彩なのも特筆すべき点です。
●デメリット
物理的デバイスを問わないメリットは、逆を言えばPCやスマホがないと読めないという不具合が発生します。またネットワークにアクセスしなければならず、閲覧に手間がかかるという問題も。そのため、紙の社内報よりも閲覧率が低くなる可能性があり、社員同士の共通の話題となりにくいという問題も生まれるでしょう。制作者とっては、更新頻度を多く設定すればするほど負担が大きくなります。
紙の社内報のメリット・デメリット
●メリット
WEBと違って実在する印刷物の魅力は、やはり手元に残る“モノ”ということです。紙の手触り・質感と感触や、ともすればデメリットと言えそうな重みも“モノ”ならでは。WEBでは表現できない部分で五感に訴えることができるのが最大の魅力です。また自ら情報を取りにいかなければならないWEBと違って、情報を物体として手元に届けることができるので、従業員同士のコミュニケーションが生まれやすいのも紙ならではのメリットの一つでしょう。また、“モノ”であるがゆえに、社員全員に、確実に手にしてもらえる環境を作ることができます。
●デメリット
動画なども展開できるWEBとは違い、例えばページ数が増えるほどに重くなり、手に取ってもらえなくなるといった“モノ”の限界はあります。また印刷の工程も含め、制作に時間を要しますし、印刷後は内容の追加、修正、削除が難しくミスが許されません(もちろんミスが許されないのはWEBも同様ですが、修正や削除がWEBの方が容易です)。保管場所や読む人を制限できないので、取り扱いにも注意が必要となってきます。
いかがでしたか? WEBと印刷物、それぞれに良さがあり、欠点があります。例えば社長や役員の挨拶や決算報告といった重要性や記録性の高い情報を発信するのなら手元に残る印刷物。ニュース性の高い速報や動画などのコンテンツならWEB。という風に、特性に合わせて使い分けるのが良いかと思います。
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執筆者:ディレクター 宮沢
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