企業が発行し、従業員が主体となって制作する社内報。少なくない予算を投じて制作する媒体だからこそ、そこに掲載するべき記事は会社として従業員に伝えるべき内容で充実させ、予算の無駄遣いがないようにするべきとお考えのご担当者様はいませんか? 社内報は会社の予算で作るものだから、そこに遊びを持ち込むべきではないと思っていませんか?
結論から申し上げると、社内報に「遊び」は必要です。
社内報という媒体は、従業員全員に「読みたい」と思わせることは簡単ではありません。経営層からメッセージや、事業に関わる組織内外の情報など、従業員にとって非常に重要な情報が掲載されていてるため、読まなければいけない媒体であることは言うまでありませんが、一方で読むために必要な時間と状況が必要となります。そのためついつい「時間があるときに読もう」、「今は忙しいから、落ち着いたら読もう」と読むことを後回しにされやすく、そのまま読まずに放置されてしまうこともあります。つまり、重要な情報が多くなればなるほど「読むハードル」が上がってしまうというジレンマが生じてしまうのです。
このジレンマを解消するための手段が「遊び」を加えるという工夫です。誤解を恐れずに言えば「さほど重要ではない情報」もある程度企画として掲載することで、社内報という媒体としての効果が生み出しやすくなるのです。
例えば…
「この秋、絶対に食べてほしいおススメのフルーツ!」
「我が家のアイドル、ペット紹介」
「若かったあの頃…思い出写真館」
など、「興味が持てるし、読むために時間が必要なさそう」と思える企画などが良いでしょう。企画の目的は社内報を手にとって、ページを開いてもらうことなので、業務と直接関係するようなことでなくても構いません。
ただし、重要なのは「社内報を読んでもらう」という目的を達成するための企画なので、社風や社員の属性を考慮し、より多くの社員に興味を持ってもらいやすい企画にするとよいでしょう。さらに欲を言えば、毎号テーマを変えてマンネリ化を防止し「社内報が配布されたらとりあえずページをめくる」という習慣づけを行うことも狙っていきましょう!
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【執筆者】
ディレクター 水谷
健康診断の結果、毎年2キロ増を3年連続で繰り返していました。毎年「まぁ…2キロは誤差の範囲内だから…」と言い聞かせていましたが、3年で累計6キロ増はさすがに無視できなくなり、食生活を見直しながら毎日体重計に乗るという習慣づけを行うようにしました。太るのは意識しなくてもできてしまうので、得意なんでしょうね。