社内報担当者の皆様、こんにちは。
めまぐるしく状況が変化する、予測不可能な時代。企業を取り巻く環境はますます厳しさを増す中で、生き残るためには積極的で能動的な情報収集が欠かせません。アンテナを幅広く張り巡らせ、多種多様な情報を取得し、その中から価値の高い情報を選択することが自社の競争力を高めていくことにつながります。
2023年度に注目したいキートレンド用語
現在、世の中ではどんなキーワードが注目されていているのか、みなさんはもちろん聞いたことがあるものも多いと思いますが、それがどんな意味をもち、わが社にとってどんな影響を及ぼすのか。わが社ではどんなアクションに結び付けられそうか。ぜひ社内報でも特集を組んでみることをご提案いたします。
タイトル案としては「大予測!2023年度、わが社はこうなる⁉」です。
そこまで広げてしまうことに不安を覚えるという方は、もっとシンプルに「キートレンド用語の理解度チェック」という特集にしても、お客様との会話や役員の話を理解するのに役に立つ特集として喜ばれると思います。
さて、筆者が選んだキーワードとしては、例えば以下のものがあります。
みなさんはいくつお分かりになりますか?
□アフターコロナ
□アンコンシャス・バイアス
□インタンジブルズ
□インボイス制度
□ウェルビーイング
□SDGs/ESG
□オープンバッジ
□カーボンニュートラル
□健康経営
□サーキュラーエコノミー
□人的資本経営
□ソーシャルライフサイクルアセスメント
□ディープテック
□TNFD/TCFD
□デジタルツイン
□デューディリジェンス
□2024年問題
□フィランソロピー
□プレコンセプションケア
□リスキリング
「リスキング」の解説と展開例
例えば、最近本当によく耳にする「リスキリング」。
経済産業省によると「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」。AI化やデジタル化が急速に進行している今、DX推進に必要不可欠な人材の育成とデジタルスキルのアップデートが企業にとっても従業員にとっても喫緊の課題となっています。
日本はご存知の通り、デジタル後進国になってしまっています。国際経営開発研究所(IMD World Competitiveness Center)が発表した「2022年世界のデジタル競争力ランキング」では、日本は29位(中国17位、韓国8位)。世界での競争力を発揮するには、官民挙げてスピード感をもってリスキリングを進める必要があるのですね。
あなたの会社では「リスキング」への取り組みや導入は始まっているでしょうか? それともこれから始まりそうでしょうか?
可能であれば担当部門の役員や担当者にインタビューを行って、今後の取り組みや会社としての考えなどを社員の皆様にお知らせできるといいですね。社内研修の実施や外部研修費用の助成など、検討しているかもしれません。
「リスキング」以外にも、いろいろとキーワードを取り上げて、関係する部署や担当者に“取材”をしてみましょう。自社の目指す方向性や方針が世界の時流とつながっていることがとても理解できる、読む価値の高い企画になりそうです。
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