異なる世代の価値観を理解するには? 世代間ギャップを縮める企画案!

社員同士の世代間ギャップは、多くの企業で悩みの種となっています。

世代間ギャップを縮めるためには、異なる世代の「価値観」を理解することが重要です。しかし、異なる世代の価値観の理解を目指すといっても、社内報でどのような企画を行えばいいか、難しいと感じるご担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、どの世代にとっても身近な文化に着目してみることをおすすめします。例えばマンガや歌などは、どの世代にも親しまれてきたものでありながら、その内容は世代ごとに大きく違っています。世代で異なるものの見方・感じ方をとらえ、価値観を理解していくためには、うってつけのツールでしょう。

これを踏まえ、世代ごとの価値観を理解する助けとなる企画を検討していきましょう。

 

・交換読書会! 子どものころの愛読マンガ

子ども時代にハマったマンガを、ベテラン世代・若手世代で1冊ずつ挙げてもらい、お互いの世代で読み、感想を述べ合う企画です。日本ではどの年代にも大ヒットしたマンガが存在しており、世代ごとでおすすめしたいマンガは異なるでしょう。

例えば、80年代頃の少年マンガでは、努力を重ねて強い敵や相手を倒すことで成長する主人公が人気でしたが、文字通り倒れるまで血のにじむ努力を続ける主人公に対して、若い世代は「やり過ぎ!」とツッコむかもしれません。自分の好きなマンガに対する、離れた世代の感想は新鮮に響きます。「そんな見方があるなんて!」と驚くことが、異なる世代の価値観を理解するヒントになるでしょう。

 

・どの歌に一番グッと来た? DJベテラン×DJ若手のプレイリスト対決

ベテラン世代・若手世代で、あるテーマに沿って5曲~10曲程度のプレイリストを作成し、お互いのプレイリストを聴いて、どんな風に感じたかを語り合う企画です。

例えば「悲しい歌、自分を鼓舞するために聴く歌」でプレイリストを作成し、聴き合ったとしましょう。若手世代の選ぶ壮大なJ-POPバラードに、ベテラン世代は「大げさだよ」と思ったり、反対にベテラン世代の選ぶフォークソングに若手は「余計に気分が沈んじゃう…」と思ったりと、思わぬ反応が生まれるかもしれません。同じ歌に対して異なる反応を知ることで、離れた世代の感じ方や価値観の一端を知る機会となります。

 

「なるほど、この人はこういう感じ方をするんだな」というように、社員のものの見方や感じ方を知ることは、社員同士の親しみを深め、価値観を理解する第一歩です。

離れた世代の価値観を理解し合い、世代間ギャップを縮めていく。そのきっかけを社内報でつくっていきましょう!

 

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ディレクター:今枝
子どもの頃、かなりのめり込んだマンガを久しぶりに読み返して「なんか違う…」という感覚になり、満たされない気持ちになる日。自分もちょっとは大人になり、セルフ世代間ギャップが生まれているのかもしれません。