社内報の特性を理解する
まず、原稿を執筆する前に社内報という媒体の特性を理解しましょう。
皆さんが各自で個人講読している媒体とは違い、社内報や広報誌といった配布携帯は一般的に読者の読もうとする意識は低めです。内容も業務に関することが多く、一般紙と比べればかなり堅いものです。そのため、社内報の原稿を執筆する場合には読んでもらうための工夫が必要になります。
では社内報の原稿についての基本的な部分を考えてみましょう。
原稿について
原稿は基本的に大見出し、小見出し、リード、本文で校正されます。
見出しは簡潔に、リード全体を要約した文章で手短かに書くと、読者も原稿を理解しやすくなります。時間のない読者は大見出し、小見出しだけ読む傾向があります。記事内容にもよりますが、思わず本文を読みたくなるようなインパクトをつけながら見出しだけでおおよそ記事全体の検討がつくような言葉になっていないといけません。
本文の書き方は5W1Hを基本として、小気味良いリズムで書くのが理想です。あまり長文にならないよほうが良いでしょう。語尾の「ですます」調、「である」調など統一を心掛けてください。
また、原稿は演繹法より帰納法で書くのが通常です。つまり、はじめに何があったかを簡潔に書き、その後詳細を綴るように心掛けると明瞭な文章になります。
ポイントは単文で主語と述語がきちんと呼応していることです。
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【執筆者】
ディレクター 後藤
書き上がったら、声に出して読み、よく推敲するのも良文の秘訣です。