皆さん、こんにちは。
今回は「社内報の原稿」を上手に作るコツ
をご紹介します。
社内報の編集部員になると、手間がかかって大変な思いをするのが
社員のみなさんにお願いして書いてもらった原稿の確認作業ではないでしょうか。
「200字くらいで書いてほしいと頼んだのに、送られてきた原稿が80字しかなかった」「具体的なエピソードを詰め込んでほしかったのに、内容が薄い…」などと困った経験はありませんか?
再度書きなおしてもらうというお願いはしにくいですし、時間と手間もかかりますよね?
そんな編集部員としてのお悩みは、以下のポイントをおさえることで解消します!
そのポイントとは……
原稿を依頼するときの、依頼文を工夫する!
ことです。
例えば、ある新商品の開発に関しての特集ページがあるとします。
そこで、その開発した社員の方への原稿を頼む場合
- 「商品開発に取り組んだ感想を300文字程度で書いて送ってください」
と依頼してしまうと、書く方は、「え。。。」と困ってしまいます。そして、感想感想感想………と悩んだ末に
「この度、開発にたずさわり、貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます。開発段階では大変な思いもしましたが、無事、発売が決まり、うれしく思っています」
(80字)
と300文字には到達しないばかりか、内容も、少し薄い感じになってしまうのです。
やや長めの文章を依頼するときは、
「メールでインタビューをする!」
そして
「それを編集部員がまとめて原稿にする」
ことが大切です。
(例)
- 「商品開発について社内報で紹介するため、いくつか質問にお答えの上、返信お願いします」
1)まずは、プロジェクトのメンバーに当初選ばれたときのお気持ちはどうでしたか?
2)実際に開発がスタートして、思い描いていた想像と違っていた部分はありましたか?
3)苦労された点を教えてください
4)新商品として発売されて、周りからの反響はいかがでしたか?
5)最後に、現在新たな開発に取り組んでいるメンバーへ一言お願いします
上記のように5つくらいの質問を用意し、メールを送ってみます。
以下のような返信があったら、あとは簡単! 少しまとめて、原稿が完成するでしょう。
1)の答え
これから大変になるなと思ったし、経験も少ないから不安だった
2)の答え
とくにありません
3)の答え
全部です。とくに、何度も確認作業をして、そのたびに修正が出て、それを直して、また確認して、本当に終わるのかと思った
4)の答え
実際に店頭に商品が並んでいるのを見て、うれしかったし、お客さんが買ってくれてるのを見れてやってよかったと思った。
5)の答え
過程は大変でも、終わりは来るのでがんばってください
↑これを編集部員がまとめて、300字にしてみましょう。
では、やってみます。
「この度、私が開発に携わった商品が無事発売されました。プロジェクトのメンバーに選ばれた当初は“これから大変になるな…。こういった経験も少ないし不安…”と心配ばかりでした。実際に開発チームが始動すると、想像通り大変な作業! とくに、何度も確認作業をして、そのたびに修正が出て、それを直して、また確認して、本当に終わるのかと思ったほどです。でも、実際に私たちチームが作った「××××(商品名)」が店頭に並んでいるのを見たときは、うれしかったです。お客さんが買ってくれてる姿を見て、やってよかったと思いました。今後、別のチームで同じような経験をするであろう後輩には「どんなに大変でも終わりは来るので頑張って!」と言ってあげたいです。
(303字)
いかがですか?
このように、書いてほしい内容を誘導するような質問を複数送り、その返信をまとめる方が、
原稿の書き直しを何度も依頼するよりも効率がよく、原稿を書く相手も、書く内容に困らずに、メールに返信するだけという手軽な作業で済んでしまいます。
ぜひ、参考になさってください。
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執筆者:ディレクターA
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