編集会議で話し合うべき10のポイント

社内報の内容を決める場である重要な編集会議。

あなたの会社の編集会議は充実していますか? 「編集会議で何を話し合えばいいの?」「編集会議は時間を取られるから大変…」なんて感じていらっしゃる担当者も中にはいらっしゃると思います。

社内報編集会議が充実したものであれば、社内報はより良く生まれ変わることができるはずです。そこで今回は、あなたの社内報を充実させる「編集会議で話し合うべき10のポイント」をご紹介します!

 

編集会議で話合うべき10のポイント

 

1. 発行目的を再確認しましょう

社内報の発行回数を重ねるうちに意外と抜けがちなのが「発行目的」。社内報の発行目的は、どんな企画でもコンセプトの元になるものですので都度確認することをオススメします。編集会議の場にホワイトボードがあれば、編集会議前にみんなの目の届くところに書いておくと良いでしょう。

 

2. 各号の“顔”である特集の話し合いを優先しよう!

社内報の“顔”である特集は、それぞれの号にとって一番重要な企画です。時間が限られた編集会議では最初に話し合いを始めましょう。特集テーマを決める際、会議内で各編集委員から意見が出るよう、あらかじめ特集テーマの候補を絞って連絡しておく、各編集委員にそれぞれ1つ特集テーマ案を考えてきてもらうと効率良く検討できます。

編集会議内でテーマ候補を考えることから始めるのはオススメしません。会議は考える場ではなく、議論し決定する場にすると、より良い編集会議になるでしょう。

 

3. 連載ものは内容の確認程度に

毎号の連載企画は問題がなければさらっと確認する程度にとどめましょう。

連載内容に問題点があったり、改善提案をする場合はあらかじめ編集委員長などにその旨を伝えておきましょう。

 

4. 表紙案についても方向性を統一しましょう

表紙は編集委員みんなが思い入れを入れるページであるため「デザインに入ってからも方向性がまとまらない」なんてことはよくあります。そのためどんな表紙にするかを早い段階で話し合い、方向性やコンセプトを固めておくことをオススメします。

編集会議で方向性がある程度まとまったら、(予算があれば)デザイン案を社内報担当ディレクターやデザイナーに発注してみましょう。ここで方向性がまとまらないまま発注しないように! 経費と時間のムダになってしまいます。方向性やコンセプトがまとまっていないとデザイナーもどうしていいかわかりませんので、結果的にまた話し合いのフェーズに逆戻りしてしまいますよ!

 

5. 社内報で取り扱うべき内容にモレがないか確認しよう

定期発行物である社内報は情報の鮮度が命。次号で取り扱うべきイベントや告知がないか…編集委員全員でよく確認しましょう。デザインに入ってから急に内容を追加すると、表記ミスにつながったり、全体のバランスがくずれてしまう可能性があります。

 

6. 今社員にとって関心があること、会社や業界の大きな動きについても考えてみましょう

社員の関心事や業界内の動きに目を向けることは、おもしろい企画を生み出すコツです。必須ではありませんが「今社員がどんなことに関心を持っているか」「業界でどんな動きがあるか」を把握しておくと、読者の心理を捉えた企画やタイムリーな企画が生み出されるキッカケになります。

 

7. 制作業務の業務改善を話し合いましょう

例えば「今回は修正がとても多かった」「原稿の締め切りに間に合わなかった」など制作進行上の問題点があれば、編集会議で取り上げて話し合いましょう。社内報ご担当者は他業務と兼務の方がほとんどですので、制作業務の改善に努めみんなで効率の良い制作体制づくりに協力しましょう!

 

8. 確認事項を明確化しよう

編集会議内で出た確認事項は、編集会議が終わるまでに「誰が」「いつまでに」「何を」確認するか明確にしておきましょう。

 

9. 担当者を決めよう!

台割やページ構成が決まったら「誰が取材を行うか」「誰がどの企画を担当するか」など実務担当者を決定しておきましょう。編集会議終了後に余分な相談なく、スムーズに実制作にうつれるようにしておくことがポイントです。

 

10. 編集委員の士気を高めよう!

いよいよ編集会議の締めくくり…。ここで忘れて欲しくないのが編集委員の士気を高めておくこと。「今号もおもしろい社内報をつくりましょう」の一言でもやる気が出てきたりするものです。編集委員同士のチーム力を上げていくことがいい社内報づくりの近道ですよ。

 

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【執筆者】

ディレクター 後藤

くりきんとんが好きです。