以前に思って 思ってたのと違う!? イメージのギャップ解消法で
ビジュアルによるデザインイメージの伝え方をご紹介しましたが、
今回は別角度から時短できるイメージの共有方法をご紹介します。
ざっくりとしたイメージしかない、
そもそもイメージが沸いていない。
実際に上がってきたデザインを見てイメージと違う…
修正指示に時間がかかる…
とならないようにはどうすればいいでしょうか? まずは、
①「コンセプト」を見直してみましょう。
1冊を通した全体のデザインコンセプト
読み手の「年齢」「性別」「職種」「好み」と
社内報担当者さんのイメージが一致していることが大切です。
例えば、女性が多い会社で男性向けビジネス誌のような社内報はどうでしょう?
逆に、男性が多い会社でパステルカラーやかわいいイラストが多い社内報はどうでしょう?
いずれも読み手の「読む気」を誘うデザインとは言えません。
まず全体の大きい柱=コンセプトを立てて、
それに沿ったデザインであれば、まとまりがある1冊になります。
各記事のデザインコンセプト
こちらは内容や登場する方によってさまざまです。
さらに、全体のデザインコンセプトと読み手のことも考慮しなければなりません。
どちらのコンセプトも社内報担当者さんだけの好みだけでは
読み手とのギャップが生じる可能性があるので気をつけてください。
次に、
②コンセプトを念頭にデザインイメージを固めていきます。
明確なイメージがない場合の有効な手段は
1.ネットで検索する
2.雑誌やフリーペーパーなどを参考にする
ことです。
ネットは「デザイン 参考」と検索すればたくさん出てきますし、
雑誌やフリーペーパーなどは普段読んでいるもの、そうでないもの、
どちらも目を通すと視野が広がります。
「こんな感じがいいな」というものを見つけたら
読み手やコンセプトとマッチしているかを確認してみましょう。
デザインイメージが固まったら、
③制作側と共有しましょう。
「かっこいい」「かわいい」「ポップな」という言葉だけでは捉え方が人それぞれなので
それをさらに掘り下げて伝えると制作側もイメージしやすくなります。
例えば、
■ノートの画像を使ったレポート風なデザイン
■黒板を使ったカフェのメニューっぽいデザイン
■20〜30代の女性が好きそうな〇〇(雑誌名)のようなデザイン
■旧車好きな男性が好きそうなデザイン
■赤と黄色を基調としたレトロなデザイン
といった言葉で伝えると、編集者やデザイナーが全体のコンセプトと掛け合わせて
デザインを膨らまし、仕上げていきます。
前述(思ってたのと違う!? イメージのギャップ解消法)にもあるように、
ビジュアルの写真や画像を送るのもOKです。
閲覧率が下がっているかも?
社内報をもっとよくしたい!
と思っていらしたらぜひ試してみてください。
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【執筆者】デザイナー・カミヤ
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