社内報のご担当者の皆さん、こんにちは。
3月に入り、暖かい日々の到来に笑顔がこぼれますよね。
と、季節の挨拶から書いてみましたが、
上の文中に、日本語としての「間違い」があります。
どこだか分かりますでしょうか?
実は「笑顔がこぼれる」の部分が間違いです。
正しくは「笑みがこぼれる」です。
日本語には、このように“誤りやすい語句”があります。
社内報のクオリティを上げる策の一つとして、
「誤用」は、できるかぎり廃除しよう!
というのが本日のブログのテーマです。
では、次の問題です。
以下の文の間違い探しをしてください。
(問)
山田課長は、傲慢な態度をとる部下をいさめた。
いかがですか…?
正解は「いさめる」です。
本来「いさめる」は、目下の者が目上の者に忠告すること。
完全な誤用ではないのですが、適当な言い方ではありません。
では、次です。
(問)
山田部長の活躍により、今月は、あわや過去最高の営業記録まで迫った。
お分かりですね…?
これは「あわや」が間違いです。あわやは、その後に何か不吉で
良くないことが起こることを感じさせるときに使う表現です。
外部に見せるわけではない社内報で
正確性が求めらるワケとは…?
社内報を発行する意味の一つとして、
会社の「今」を記録して後世に残していくという媒体であることが
あげられます。
人名・所属部署などの固有名詞やデータ・数値などの事実の間違いはもちろん、
日本語としての間違いも「ゼロ」が理想です!
エンカウントでは、プロの校正者が複数人で
皆さまの原稿を確認しています。
創刊・リニューアルをお考えの際は、校正・校閲についても
自信を持って作業しているエンカウントまでご連絡ください。
では、また。
【執筆者】ディレクターA(花粉症による頭痛に悩んでいます…)