新入社員が入って早いもので約半年が経ちました。新入社員の研修も一通りおわり、新入社員と直接コミュニケーションを取る機会も増えてきたのではないでしょうか? しかし、いざ話してみると「こんな考え方があったんだ!」「思いっきりジェネレーションギャップを感じた…」なんて方も多いのでは?
イマドキ20代は給料よりも「残業がない・休日が増える」を重視
世代による考え方の違いはさまざまな場面で表れますが、近年は「働き方」への考え方に最も世代格差が見られます。三菱UFJリサーチ&コンサルティングが発表した「2017年度新入社員意識調査アンケート結果」によると、新入社員が会社が望むこととして「残業がない・休日が増える」が「給料が増える」を上回りました。
世代による「働く」ことへの価値観のズレが進む一方、少子化の影響で若年層が減り、いわゆる売り手市場の「採用氷河期」…。
そのため会社としては、入社した新入社員にはできるだけ長く働いてほしいものですよね。
そこで、社内報でイマドキ20代の考え方や価値観を紹介してみてはいかがでしょうか? 上司世代の社員にとって、イマドキ20代の考え方を知っておくいい機会になります。また、反対に新入社員の上司にあたる世代の考え方や価値観を理解してもらう企画も用意するとより良いですね。
それぞれの世代によって価値観はさまざま。「この世代の価値観が正しい」と優劣をつけられるものではありません。だからこそ、お互いの考え方を理解する企画が必要です。
イマドキ20代へ向けた企画3選
企画1 部長×イマドキ20代徹底討論「給料と休暇どっちが大事?」
休みが取りやすい環境づくりに取り組む企画。イマドキ20代と、彼らが休暇を申請する上司との間には、働く意識に大きなギャップがあるのではないでしょうか。給料より休暇を重視する“余暇ファースト”世代であるイマドキ20代と上司世代が、座談会によりお互いの考え方を理解することが企画のねらいです。
企画2 上司だってツラいんです!!
イマドキ20代の上司世代の考え方を紹介する企画。「パワハラやセクハラをしないために気をつけていること」「上司になってツラいと感じたこと」を紹介したり、働き方の価値観についてアンケートを取って集計してみてもおもしろいですね。できるだけ上司の本音を載せることがポイント。それを見ればイマドキ20代も「上司も大変なんだな…」と共感する心が生まれるはず。
企画「あすは会社休みます。」
休みや有給を取得しやすい環境づくりから、間接的に有給取得を促す企画。仕事とプライベートのバランスを考えるワーク・ライフ・バランスという考え方が定着した今、「サービス残業当たり前」の古い社風では、イマドキ20代の共感は得られません。社員に長く働いてもらうには休みや有給を取得しやすい環境づくりが求められています。そこで、社内報で社員の充実したプライベートを紹介。社内報で紹介することで、「有給取得を推奨している」という会社の態度を表すことができます。企画名はドラマにもなった人気漫画『きょうは会社休みます。』のパロディー。
いかがでしたか?
さまざまな世代が集まる会社だからこそ、共感や理解を生む企画が大切です。
関連記事
【執筆者】
ディレクター後藤
サーフィン初挑戦!!