社内報担当の皆さん、こんにちは。
せっかく発行した社内報、たくさんの人に読んでほしい!
担当者ならどなたでもそう思うものですよね。
しかし、よかれと思って記載した内容や表現が、読んだ人にとって不快感を与えてしまい、クレームにつながる……そんな可能性もあります。
そこで今回はそんな失敗を防ぐために取り入れたいネガティブチェックについてご紹介したいと思います。
ネガティブチェックとは?
掲載されている表現によって、不快に思う人がいないか、否定的に感じられないか、プライバシーを傷つけていないかなどを確認することをいいます。
読み手にとって内容の受け取り方はそれぞれですし、社内報は多くの人に読まれるからこそ、主観ではなく客観的にそして冷静にチェックするのがポイントです。
ネガティブチェックの具体例
例1 社員紹介の企画で…
「3年前に一緒に仕事をした上司の○○さん。罵声をあびたのも今となっては笑い話です。」
Aさんが元上司のBさんを紹介する文章で、上記のように紹介されていたら……。AさんとBさんの信頼関係が構築されていることを知っている人だけが目にするのでしたら、問題ないかもしれません。
Bさんを知らない人をはじめ、読む人にとってはこの人はパワーハラスメントをする要素があるのでは?と疑いの目を持たれる可能性があります。
せっかくAさんとBさんに誌面協力してもらったのにマイナスイメージを与えるような表現になってしまってはもったいない話です。
例2 インタビュー企画で…
人となりを紹介するインタビューコーナーは、多くの社内報で取り入れられる人気コーナーという会社も多いことでしょう。
いくら本人が言ったからといって、言葉をそのまま掲載することで読み手が不快に思ったり、傷ついてしまったりすることも考えられます。
誌面からは声が聞こえません。
だからこそ適切な表現であるか、言葉づかいが乱暴になっていないか、違う意味に捉えられないかなどチェックするようにしましょう。
例3 お仕事紹介の企画で…
ご自身や部署内では常識的な内容であっても、他部署の人が読んだらと「????」思われることがあります。
社内報は社員だけではなく、家族にも配布しているケースがあります。
あらゆる人の目に触れる機会があるものだからこそ、専門的な言葉は避ける、難しい表現にはルビ(読み方)をふる、場合によっては注釈をつけて補足するなどして誰にでも分かりやすい表現を心掛けましょう。
略語もなるべく避けましょう。
いかがでしたか?
できれば複数人で客観的な視点をもってチェックすることをお勧めします。
自分にはない新しい発想や考え方を学び、社内報制作に役立てることができます。
お一人で担当されているのでしたら、
文章を校正される際に、少し時間をおいて読み直してみると違った視点で見ることができますよ。
ぜひ、原稿確認時にお役立てください。
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執筆者:ディレクター 高橋
先日、上野の西郷隆盛像を見学しました。
鹿児島の西郷隆盛像も見に行きたいです。