掲載企画の「年間計画」を立てていますか?

社内報担当者が毎号頭を悩ませるのが「企画」…ですよね?

 

新人担当者はもちろん、ベテランの編集委員でも「今回はどんな記事を載せればいいのか」「ネタが少ないなぁ」「ページが埋まるだろうか」または逆に「載りきらないから、どれかを削らなくてはいけない」など、悩みは尽きません。

 

そんな悩みは、やがて「(仕事上での)不安」となって、もしかしたら社内報担当者にとってプレッシャーになっているのかもしれません。

 

不安払拭には年間計画を!

 

そんな皆さんにオススメしたいのが号毎のスパンではなく、定期刊行物ならではの「年間計画」を立てるなど、長期的な計画をしてみませんか、ということです。その際のコツを、長期計画の「最小ユニット」である「2号分」の計画書を例にお伝えします

 

まずは何でも書き出すこと!

気づいたことなどもメモしよう

例えば、以下のようにひとまず

載せなくてはいけないこと、載せたいこと、

未定となっている企画などをメモ用紙などに書き出します。

 

【春号】

・新年度の社長メッセージ

・新組織図(未定? 変更なしなら掲載見送り)

・新入社員紹介(名前、趣味など。所属部署の決定時期注意。間に合わない?)

・「春」のコラム(お花見スポット、脱・5月病など健康情報)

・福利厚生(人事総務部に要確認)

・新営業所が、おそらく4月末完成? 掲載間に合うか確認

・父の日とか母の日の企画もあり?(お子さんにパパの似顔絵を描いてもらうとか?)

・表紙は桜の写真とか?

 

【夏号】

・新営業所が春号に載せられなかったら、夏号で紹介。

・「夏」のコラム(お出掛けスポット、台風など会社員としての危機管理情報)

・配属部署決定を含めた紹介(春号からの続き?)

・慰労会・運動会・社員旅行など秋の会社行事の告知

・新中期経営計画は夏くらいに発表?(要確認)

・表紙は海の写真とか?

 

続いて、取捨選択。

時期や内容を加味して!

上記のメモを、まとめます。

その際、以下のような表にまとめ、編集会議などで相談してブラッシュアップしていきましょう。

※ポイントは「定期刊行物」なので「掲載企画を載せるタイミングを選べる」ということです。例えば、上記写真内の夏号「新営業所 訪問レポート」ですが、新営業所の住所と、オープン日時くらいなら春号でも掲載できるでしょう。しかし、速報性がある社内グループウェアなどに比べ、社内報は「情報+アルファ=社員の思い」などを通じて読み手の心に訴えていかなくてはなりません。

そんなときは、夏号で「営業所長インタビュー」などを通じて深く掘り下げるのもひとつの案です。編集会議で「こういった意図で、春ではなく夏にしっかり取り上げたい」と提案してみましょう。

上記はあくまで例ですので、参考にして秋号、冬号と最低でも1年分の「企画掲載予定(案)」を作り、都度更新しておきたいものです。

 


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執筆者:ディレクターA

近況/忘年会でお好み焼き・もんじゃ焼き・フレンチトースト・ケーキを食べて胸やけしています。