「社内報を決められた時期に出すもの」そんな固定概念はありませんか?
もちろん、社内報は定期刊行物として定期的に発行されるものです。しかし、何か社内で大きな動きやイベントがあったときや、マンネリを打破したいときなどに社内報“特別号”を発行して、社内の気運をいっそう高めてみませんか?
今回は社内報特別の事例からアイデアまでを詳しくご紹介いたします。
「最近社内報がマンネリしてきたな…」「いつもと違う企画がやりたい」そう思っている社内報担当者さま必見です!
そもそも、特別号とは?
雑誌などの定期刊行物を差が待った時以外に刊行することを指します。雑誌などではよく「特別号」や「増刊号」とも言われます。
特別号は読者離れを防ぐ?
社内報のような定期刊行物の場合、「おもしろくないな」と感じた読者は読まなくなってしまうケースが多いもの。一度社内報を読まなくなった読者を取り戻すには、通常は大幅なリニューアルが必要です。社内報をデザインや企画に、目に見える変化が出たことで「もう一度読んでみるか」という気にさせることができますが、リニューアルには大変な労力とコストがかかります。
しかし、特別号や増刊号であればリニューアルよりも気軽に取り組むことができ、読者離れを防ぐことにもつながります。
どんな特別号を出す?
社内に大きな動きやイベントがあったとき、また特別に取り上げたい事柄などを思い切って特集してみましょう! 難しく考える必要はありません。せっかくの特別号、社内報担当者自身が楽しんで制作しましょう。もちろん、「これを取り上げたら、社内が盛り上がりそう♪」などの読者目線を忘れずに。
【特別号や増刊号の事例】
- 周年記念特別号
- 社員旅行特別号
- 社員総会特別号
- 社内運動会特集号
- 家族参観日レポート増刊号
- 新入社員特別増刊号
- 新事業開始記念号
- 新社長就任特別号
- 働き方改革特別号
- 社内報100号記念号
- 女性社員特集号
- アルバイト・パートさん特集増刊号
- 社員一斉アンケート特別号 など
特別号や増刊号には、いつもと違うスペシャル感を。
せっかく特別号を発行するのであれば、いつもと一味違う特別感を演出したいもの。例えば増ページしてみる、社内報の印刷サイズを変えてみる、デザインを変えてみるなどの工夫を凝らし、読者を惹き付けて。
【特別感はこうして出す! アイデア例】
- 社内報の印刷サイズを変えてみる
- 増ページしてみる
- 誌面デザインテイストをがらっと変えてみる
- 普段は社内で撮影していた写真をプロのカメラマンに依頼する
- 印刷加工や折り加工などの“しかけ”をつくる
- 普段はなかなかスポットのあたらない社員を紹介してみる
- 読者プレゼントとして社内報オリジナルグッズを制作する
特別号は社内報を見直すキッカケになることが多い
これまで多くの企業さまの社内報の“特別号”や“増刊号”を制作してきましたが、実はこうしたイレギュラーな社内報制作を通して、社内報自体を見直すキッカケとなることが多いんです。
なぜなら、普段とは違う特集に取り組んだり、連載企画やページ数の制限から開放されることによって「社内報ってこんなこともできるんだ!」と担当者が気付く機会となるからです。特別号や増刊号の制作を通して、いつの間にかとらわれていた社内報の固定概念に気付くことができます。
さらに特別号の読者の反響から、社内報担当者のやりがいを再認識できたりと、特別号発行を機に社内報の制作が盛り上がっていくことを何度も目の当たりしました。「マンネリをなんとかしたい!」と考えているなら、特別号オススメです。
いかがでしたでしょうか? 固定概念に捕らわれない柔軟な社内報制作を目指しましょう!
【執筆者】
ディレクター 後藤
明けましておめでとうございます。
今年も社内報のネタ帳を、どうぞよろしくお願いいたします。