社内報担当の皆さま、こんにちは。
早いもので、あと1週間で3月ですね。
さらに1カ月後には4月と、いよいよ新入社員を迎える季節となります。
新入社員の自己紹介企画は、登場する本人はもちろんですが、
今年はどんな人が入ってくるのかな?と社内報の中でもよく読まれる企画の一つといえます。
次にご紹介する依頼時に気を付けたいポイントを押さえて、
原稿収集をしてみましょう。
依頼時に気を付けたいポイント
1 原稿の依頼時
新入社員は、社内報担当の皆さまが想像される以上に緊張しています。
新しい仲間、同僚、上司、職場環境、会社に馴染むことができるか…さまざまな想像を巡らせているのです。
そんな新入社員に「社内報に掲載するので、一言コメントを書いてください」と伝えていませんか?
新入社員は「会社からのお達しがきた!」と動揺してしまい、
何を書いたらいいのかわからないという事態に陥りがちです。
大体の人が「よろしくお願いします」「早く仕事を覚えます」「一生懸命頑張ります」などといった当たり障りのない回答になってしまい、その人の個性が分かりにくい誌面になってしまいます。
「好きな言葉は何ですか?」「学生時代に注力していたことは何ですか?」「1年後どんな社員になっていたいですか?」など、さまざまな切り口で質問を投げかけましょう。
また質問に対して回答例を付けると、こうやって答えればいいんだという一つの基準ができるため、答えやすくなります。
例えば……
Q:趣味は何ですか?
(回答例:料理。居酒屋メニューを家で再現するのが好きです)
“こちらは回答例です。この通りでなくても構いません。”とひとこと添えておきましょう。
2 写真提供の依頼時
原稿同様「お顔写真を送ってください」とだけ伝えていませんか?
データでの送付が一般的ですが、紙焼きの写真が送られてくることも想定できますので、原稿依頼時に詳細を伝えるようにしましょう。
人によっては写真をあまり撮らなかったり、適切な写真を探すのに時間が掛かったりすることも考えられますので、提出までの時間にはゆとりをもつようにしてください。
また、お顔写真とだけ伝えると就職活動時の真面目な写真になりがちです。
もちろんそれでも問題はないのですが、
新入社員の人となりを紹介するのでしたら、学生時代に注力している様子が分かる、趣味を楽しんでいるときなど、写真にテーマをもたせると個性を引き出すことができます。
3 社内報の概要も伝えましょう
社内報を内定者に配布する企業もありますが、一般的には初めて手にする社内報に新入社員特集が掲載されていることが多いといえます。
新入社員は前例が分からないため、社内報が誰に配布されているのかを伝えておきましょう。
併せて掲載されることのメリットも伝えておきましょう。
先輩や上司、経営層など、社内報はあらゆる世代の人が目にするため、顔を知ってもらう機会になります。
もちろん同期との交流のきっかけになりますし、社内に共通の趣味を持っている人が見つかるかもしれません。
そろそろ原稿依頼の準備を始めようと思われているご担当者の皆さま、
今回ご紹介したポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。
関連記事
執筆者:ディレクター 高橋
いいとしなのに、古着が好きです。