新入社員に効く! 社内報の使い方!

新入社員

初々しい新入社員を見ると、自分自身の気持ちもフレッシュな気分になりますよね。新入社員はモチベーションも高く、教育しがいがあると感じる方も多いのではないでしょうか? 何をどうやって教えようか…教育計画を考え中の方におススメしたいのが、社内報を使った教育です。社内報は情報共有や社内コミュニケーションツールとして使われることが主流ですが、社員教育ツールとしての側面もあります。とはいえ、今から誌面に反映するのはちょっと…と思われた方もご安心ください! 今回は、バックナンバーを活用した新入社員とのコミュニケーションをご紹介します!

 

配属先部門の記事をスクラップ

新入社員にとって、配属先でどんな仕事をやっていて、どんな同僚がいるのかは最大の関心事と言えるでしょう。人数が多い部門だと、名前と顔を覚えさせるのも一苦労です。そんな新入社員のためのワークショップとして、配属先部門の記事を集めてスクラップさせてみてはいかがでしょうか? 社内報の記事を読み「過去にどんな仕事をしていたのか」「どんな人たちが活躍しているのか」「どんな部門と関わりがあるのか」など、現場に立つ前の予備知識を与えるのに効果的です。また、予備知識がある状態であれば、現場で仕事に慣れるスピードも上がります。新入社員をいち早く戦力として育てるために、このようなワークショップの時間をつくってみましょう。

このように社内報を活用するため、各部門を満遍なく取り上げておくことも社内報編集の際には気を付けておきたいポイントです。

スクラップ
バックナンバーは数が少ないことも多いため、スクラップを制作する場合はコピーで行いましょう。

過去の新入社員紹介を読んでみよう!

コミュニケーションの活性化を促すため、まずは顔と名前を覚えてもらうため、過去の新入社員紹介を今春入社の新入社員自身に読んでもらいましょう。「今はバリバリ働いている先輩も、入社当初は右も左も分からない状態だったんだ…」「なんとなく話かけにくい先輩だけど、実は自分と趣味が同じだ!」といった発見があるかもしれません。

また、自分自身が入社後何年でどれくらい成長できるのかを期待させる効果もあります。新入社員紹介で掲載されている顔つきと、入社後数年たち、困難な仕事を乗り越えて自信を身に着けたときでは顔つきが異なっていると感じる方も多いのではないでしょうか? 「入社何年目で、自分がどのように活躍しているべきなのか」という自身のキャリアプランを具体化させるためにも、バックナンバーから新入社員紹介を読み込んでもらうのも有効な手段となりえるでしょう。

コミュニケーション
先輩の新入社員時のコメントを読むと、親近感がわくかもしれませんね。誰もが昔は若かった!

会社の沿革を社内報で確認!

会社の沿革は入社する前にも確認しているとは思いますが、企業HPに載っている年表型式だけで理解している状態だと思います。「○○年に新しい事業所設立」、「○○年に新部門発足」など、事実としては認識していても、その裏側にある思いや熱量までは理解が及んでいないことも多いです。そこで、会社の沿革を社内報のバックナンバーで追いかけさせてみましょう。

外向けの情報発信ではない、内向けの社内報だからこそ沿革には書かれていない「会社の文脈」が残されていると思います。「先人たちが築き上げた土台に自分が立っているんだ」という理解を促し、自分の言葉で自社をしっかりと語れるような人材に育てる目的で、新人研修に取り入れてみましょう。

 

そして、将来的に社内報バックナンバーを活用するために、今の社内報もしっかり充実させてきましょう!

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【執筆者】

ディレクター 水谷

ディレクター「新卒一括採用は日本だけ!諸外国ではそんことない!おかしい!」という意見もありますが、その「おかしさ」のおかげで日本は若者の失業率が諸外国に比べてとても低くなっています。リクルートスーツで皆同じ髪型にする必要は、個人的にはまったく感じませんが、新卒一括採用自体はそこまで悪くもないのかな、と思っています。