社内報は不特定多数の社員が目を通す媒体です。読者の皆様からさまざまなご意見やご指摘をいただいた経験のある社内報ご担当者さまも多いのではないでしょうか?
今回は実際にあった読者の反響とトラブル対応策をまとめてみました。ぜひご参考ください。
「職場参観などで子どもの顔が社内報に写っている」
職場参観・ファミリーデーなどのご家族が参加される社内イベントでの、子どもの個人情報に関してのご意見です。社員のご家族を掲載する場合は必ず掲載許諾を撮りましょう。子どものメディア掲載についてシビアに考えている方も増えています。「撮影時に一言かけているから大丈夫」ではなく、きちんとメールや電話で確認を入れるのがマナーです。
「服装の規定違反が気になる…」
規定違反の服装・制服のまま社内報に掲載してしまうと、規定を守っている方には目に留まりやすいもの。特に服装・髪型について厳密なルールがある飲食店や接客業の場合は要注意。撮影前に必ず確認しましょう。
「社内報で結婚や出産などの個人情報を出したくない」
個人情報保護法が施行されたことをきっかけに、社内報の個人情報掲載について検討している企業が増えています。しかし、人事慶弔は社員にとって人気企画であるのも事実。むやみに連載を削るのではなく「誕生日や年齢は掲載しない」「希望者のみの掲載にする」などの会社ごとの線引きやルールを設定することをおすすめします。
「若い従業員の化粧が濃い」
社内報に掲載されている若手の社員の化粧が濃い、髪の色が明るい…。こういったご意見をもらったことのある社内報ご担当者さまも多いのではないでしょうか? 服装などについては社風によって判断はさまざまですが、こうしたトラブルを避けるためには、撮影する前に「社内報に写真を載せるので、服装・髪型にもご配慮ください」一言声を掛けておきましょう。
「文字が小さすぎる!」
文字が小さくなる原因として一番多いのは、原稿量が多いこと。まずはページに対して適正な文字量でレイアウトできているか確認してみましょう。必要に応じてリライトして文字量を調整するようにしましょう。どうしてもページに収まらないと判断した場合はいさぎよく増ページする方が見やすくなりますよ。その他の解決方法として、明朝体より見やすいゴシック体に変える、文字の太さなどを調整してみるという方法もあります。
いかがでしたでしょうか?
しっかり準備して社内報制作に臨めば、トラブルは避けられるものです。いただいたご意見を真摯に受け止めながらも、トラブルを意識しすぎてつまらない社内報にならないよう制作していきたいですね。
(関連記事)
【執筆者】
ディレクター 後藤