社内報アンケートで届いた意見

担当者の皆さん、社内報アンケートを定期的に行っていますか? 今回は、ある会社で回収した「社内報へのご意見募集」の自由意見で見られた結果について実例をもとにお伝えしたいと思います。

帰属意識について

 

本社から派遣され、別の会社へ出向している社員が多い会社さんで社内報アンケートを実施したところ、以下のような自由意見が見られました。

 

・ふだん「本社意識」が薄れてしまう中、定期的に自宅に郵送される社内報を見る度に、私は派遣先ではなく●●の社員だった!と感じることができます。

 

・派遣先にいる私たちのことも、可能であれば業務紹介などして他の社員に知ってほしい。

 

・「本社は楽しそうでうらやましい~」と社内報を見ながら思ってしまいます(笑)。私みたいに思っている派遣も多いと思いますよ。

 

どれも、貴重な意見です。会社の形態にもよりますが、全国に支社が点在していたり、派遣の場合ですと社内報の内容自体がつい、本社情報に偏りがちです。このアンケートを受け、この会社では離れた拠点の人や派遣の人たちも参加しやすいよう「●●のひとり言~今号のテーマは『最近ハマったこと』」などのひと言コーナーを設け、本社以外の人たちも、気軽に負担なく参加いただけるテーマインタビューのページを新しく企画されました。

 

役員メッセージについて

・文章が長くて読む気になれなかった

・実は役員の名字は知っているけど下の名前の読み方が分からなかった(すみません)

・役員に社内報を通じて質問するコーナーを作ってほしい

・言ってることは解るけど、内容はおもしろくなかった

 

どれも率直で、非常に参考になる意見です。「おもしろくなかった」と書いてくださった方の意見も、考えようによっては社内報づくりの参考になるのです。「言ってることは解る」とありますので、メッセージは誌面を通じて伝わっているのです。では、おもしろい内容ではなかった人に、今後どうアプローチするのか…。「おもしろい」が無理なら「解りやすい」「読みやすい」から解決していくのも一手です。

また、読み方が難しい名前の役員。フリガナを付けるのは失礼にあたる場合は、デザイン上の飾り文字として、欧文でMessage From ++++++と入れてみてはいかがでしょうか。

 

新入社員紹介について

 

・趣味や特技が知れたので、話し掛けるきっかけになった

・顔と名前が一致しやすいので、今後も続けてほしい

・自分が載った社内報を親に見せたら喜んでいたし、安心してもらえた

 

王道企画の「新入社員紹介」。実は、新卒で親元を離れた人たちにとっては、家族との絆を再確認できるツールでもあるのです。実際、この会社では、新入社員特集号は本人と、そのご家族分を合わせた冊数を印刷され、配布しています。

いかがでしたか?

アンケート結果は会社ごと、それぞれに違いますが、集まった「自由意見」のひと言に、企画の種や反省点などがあります。励みや参考にして、今後も熱意を持って社内報づくりができますように!

執筆者:ディレクターA

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