社内報担当の皆さま、こんにちは。
会社のイマを伝えるツールとして、社内報を活用されていることと思います。
皆さまが学生の頃、英語の授業で「現在・過去・未来」と時制の勉強をされたことを思い出してみてください。
過去と未来が加わったことで、表現の幅が広がったと感じられませんでしたか?
(私の場合はそれでつまずいてしまいましたが…。)
それはさておき、社内報の企画に置き換えても同じことが言えるんです。
そこで今回は企画に時間軸の観点を取り入れるアイデアを紹介いたします。
過去をテーマにした企画とは?
過去を切り口にするとしたら、会社の歴史が思い浮かばれるのではないでしょうか?
節目となる記念号に掲載するケースが多く見られますが、連載企画にするのもおすすめです。
会社には幅広い年代の社員がいますので、若手社員にとって当時の時代背景や会社が取り組んできたこと、先輩の姿から学ぶことはたくさんあるはずです。
当時入社していないからどうやって調べたらいいのか分からないとお悩みでしたら、
自社ホームページの沿革や会社案内にヒントが隠れているかもしれません。
もちろん、過去の社内報が保存されているのでしたら使わない手はありません。
会社の歴史に限らず、社員にスポットを当てた企画にも応用できます。
社員のだれもが新入社員時代を通ってきており、携わった業務も違えば、得てきた経験も違うものです。
社員が歩んできた道にスポットを当てた企画は、読み物コーナーとして人気の傾向にありますので、取り入れてみてください。
未来をテーマにした企画とは?
中期経営計画や決算発表などは現在の会社の状況に加えて、今後の展望が示されるのが一般的です。
会社としてどのような目標を立て、どこへ向かっていくのかを社員が共有することは大切ですから、現状報告レポートにとどまっている場合は、ぜひ展望を取り入れてみることをおすすめします。
例えば、業界の置かれている環境から今後予想されること、法改正によって受ける影響、将来の何に備えて組織改正を行ったのか…など未来の視点を取り入れていくと、企画として深掘りすることができます。
また、新入社員特集は未来の視点を取り入れやすい企画の一つです。
自己紹介と合わせて、どんな社員像になっていきたいかという目標や夢を語ってもらいましょう。
新入社員が配属になると、職場に新しい風が吹くことを体感されたご担当者さまもいらっしゃるのではないでしょうか。
社内報も同様で、未来視点のコメントや切り口は、新しい気付きを読者に与えてくれます。
社員以外にも発信できるツールを目指しましょう
ご家族、取引先、OB・OGなどにも配布されている場合は、現在の状況を報告するだけではなく過去・未来の視点を取り入れると、会社のことを知ってもらうのに有効的です。
OB・OGでしたら会社の過去の出来事を振り返る企画に対して、思いをはせるきっかけなることでしょう。会社に勤めてきた誇りを感じてもらえるかもしれません。
未来視点の企画も、現役社員が頑張っていることが誌面で読み取れれば、応援したいと思うきっかけになるものです。
いかがでしたか?
過去・未来の視点も取り入れると企画を深堀りでき、読み応えのある誌面に近づきます。
誌面が現在のお知らせばかりになってしまう場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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執筆者:ディレクター 高橋
旅行は観光よりも、
お土産を買うことに注力してしまいます。