「社内報があまり読まれない…」というお悩みを多くのご担当者からよくお聞かせいただいています。企画内容のマンネリ化や、文字だらけの誌面で圧迫感のある内容になってしまっているなど課題があることも多いのですが、よくよく話をお伺いすると意外な理由で社内報の注目率が下がっていることが浮き彫りに…。今回は社内報の注目率を上げるためにやるべきことをご紹介いたします!
まずは発行回数を重ねること!
とある企業で社内報アンケートで「社内報を読んでいますか?」という質問を行ったところ、実に8割の従業員が読んでいるとの回答結果が得られたそうです。DMの開封率が約6割であることを考えるとかなり注目率が高い社内報といえますが、実は社内報を500号以上発行し続けているからこその結果です。
号数を確実に積み重ねることで、社内報という存在自体を定着させることに成功した好例といえるでしょう。まさに、継続は力なのです。
発行周期を守れていますか?
書店に並んでいる週刊誌や月刊誌は、必ず発行日・発行周期を守ります。雑誌編集者が締め切り前に最後の力を振り絞りながら悪戦苦闘する姿をテレビドラマで見たことがあるという方も多いかと思いますが、あのような状況はフィクションではなく実際に現場ではよくあることです。それほどまでに「締め切り」とは編集者や発行元において絶対のルールとなっています。
なぜそれほどまでに締め切りが厳格化されているかというと、習慣化された読者の購読を維持させることに狙いがあるからです。昔から購読し続けている雑誌を、なんとなく習慣的に買い続けてしまう人は非常に多くいます。しかし、発行されるべき日に雑誌が出ないと習慣化された行動がそこで止まってしまいます。
社内報の場合、ご担当者様の業務が忙しくなれば「少し発行日を延期するか…」となりがちです。しかし、それが続くと不定期刊行となり、従業員の「読む習慣」が身につきにくくなってしまいます。決められた発行周期を継続することの優先順位は非常に高いと認識したほうが良いでしょう。
「あたりまえの積み重ね」が社内報の注目率を上げる最善の道です。あたりまえではあるものの、なかなか実現するのは難しいものです。社内報の注目率を上げるために悩んでいるご担当者様は、いきなり難しいことやインパクトを求めるのではなく、まずは地道に発行を続ける土台作りに着手してみてはいかがでしょうか?
【関連記事】
【執筆者】
ディレクター 水谷
私は続けようと強い意思を持ってはじめてみても、なかなか続けられないことはよくあります。一方、続けられていることのほとんどが「なんとなく」という理由です。なんとなくって最強の動機ですよね。