落ち着かない世間の雰囲気の中、
育児休業から、社会復帰する人が多い4月がやって来ました。
子育てを精一杯してきたママやパパたちの
「子育てと仕事の両立、ちゃんとできるかな」という不安の声をよく聞きます。
第一子の育児休業より、社会復帰した私もそのひとりです。
そんな不安を払拭するような、ワーキングマザー(以下、ワーママ)・ワーキングファザー
(以下、ワーパパ)にとって心の拠り所にもなり、
同僚の気づきにもなるような企画を社内報でたててみませんか?
子育てとの両立は、不安でいっぱい
育児休業を取得した先輩ママ・パパが身近にいる企業では、先輩が作ってくれた前例に沿って
会社の制度を使用したり、周りにサポートを求めたりすることができるでしょう。
ところが、働き方改革で育児休業が推進されていても、
まだまだ育児休業取得率は少ないという企業もあるのではないでしょうか。
育児休業から復帰したワーママ・ワーパパが、企業にとって初めての事例だった場合
「自分がこの会社のワーママ・ワーパパの基準になる」というプレッシャー
を感じてしまう人も少なくありません。
case.1
\先輩たちに聞いてみよう/お悩み相談・座談会
仕事と子育て両立のコツ
子育て真っただ中の先輩に、
子育て“あるある”をテーマに座談会を実施し、ケーススタディを語ってもらいましょう。
例えば、
- 「これから重要な会議。そんなときに保育園からお熱のお知らせ。さてどうしよう」
- 「朝から機嫌の悪い子ども。熱もないので保育園に連れて行ったけど、いつ呼び出しの電話があるかしら…、とヒヤヒヤしながら仕事」
といった具体的な事例をあげながら、心構えやちょっとしたコツなどを話し合ってもらうと
興味深い誌面になりそうですね。
case.2
楽しいことばかりじゃないのよ
わたしの子育て奮闘記
会社初のワーママ・ワーパパという事例だと、
「どうサポートしたらいいのかわからない!」
「キャリアを途絶えさせないために、会社としてできることは?」
という企業の悩みは次々出てくるもの…。
そんな時にも社内報が役立ちます。
ワーママ・ワーパパにどんなことで悩んでいるのか聞き、
体験として掲載するのもひとつの手段です。
今まで体験した妊娠・出産・育児のことを体験記として寄稿してもらうのも
臨場感のある記事になりそうですね。
なお、インタビュー取材をする際には、
ワーママ・ワーパパが忘れていたことを引き出せるように、
“会話のキャッチボール”を心がけてください。
また、育児中の現在を語ってもらうことも重要ですが、
産前産後休業に入る前の引き継ぎのコツや、その時に活用した制度などを
盛り込んだ記事にすることで、未来の妊婦さんや、妊婦さんのパートナーにとって
参考になるでしょう。
また、ワーママ・ワーパパの“ある1日”を取材して、
YouTubeで流行しているモーニングルーティーンやナイトルーティーンを教えてもらい、
隠されたコツを探すのもおもしろいかもしれません。
今、子育てと仕事を両立している人にとって働きやすい環境をつくることは、
子どもを希望する人や、将来子どもを育てる可能性のある人にとって
「会社は多様な働き方ができる」という認識を育むことにつながります。
違う部署で働く、ワーママ・ワーパパのコミュニケーションを生み出す
きっかけづくりに社内報を活用してみてはいかがでしょうか。
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執筆者:ディレクター 小口
先月子どもからロタウイルスをいただきました。
今度は手足口病をもらわないよう、必死です。