普段の皆さんのお仕事の中でもコミュニケーションを積極的に行うことで、これまで知らなかった情報や、新たな気づきにつながることが多いかと思います。 社内報も同様で充実した誌面にするには、話を聞く、つまりインタビュー取材を欠かすことができません。
しかし、インタビューと普段のコミュニケーションでは勝手が違うもので、コミュニケーションにおいて当たり前のことも、意外と忘れがちに…。
今回は、私が実際に取材時に意識しているポイントについてお伝えします。
まずはアイスブレイクを!
文化人や経営者ではない一般の会社員で「取材慣れ」している方は多くありません。インタビューは対話という基本的なコミュニケーション手段ではあるものの、普段とは異なるシチュエーションには緊張が生まれやすいものです。まずはお互いの緊張をほぐすことで、円滑なコミュニケーションを心がけましょう。取材対象者に緊張している様子が見られたら、いきなり本題には入らずアイスブレイクを入れましょう。
取材対象者のことを事前にリサーチし、どんな趣味を持っているのかなどを知っておくと、アイスブレイクの話題づくりにもつながります。インタビューで聞きたいことだけでなく、取材対象者の人となりを調べることも準備の一つです!
取材対象者と同調することを意識!
取材対象者に気持ちよく話をしてもらうためには、会話のテンポを切らないことが大切です。メモは必要最低限にとどめ、インタビューはICレコーダーに録音ししておきましょう。 メモを記録する際も、極力相手の顔を見ながら話を聞き、重要な言葉や聞き返したいことを書くだけに留めるとよいでしょう。
また、取材対象者の言葉を自分なりの言葉に置き換えて伝えることも効果的です。取材対象者に対して「あなたの話している内容を理解してますよ」「その話に共感していますよ」という印象を与えることができます。
インタビューの質を上げる一工夫!
取材趣旨に沿ってインタビューを行い、原稿作成に必要な情報を聞き出すことができたら取材は終了!しかし、もし時間に余裕があるのであれば「最後ですが、伝えたりないことはありますか?」と質問してみると意外な話を聞き出すことができます。
取材対象者が「説明不足だったかな…」と思っていた部分について改めて話をしてくれたり、「取材前に話そうと思っていたことがあったけど、伝えるタイミングがなかったな…」という部分について話すきっかけになるので、インタビューの不完全燃焼を避けるためにも効果的です。
取材といっても人と人とのコミュニケーションですので、気持ちよく話してもらうことも意識してみてください。
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執筆者:ディレクター 加藤
朝の弱さを克服するため奮闘中です。今のところは、楽しみな朝ご飯を用意することが一番効果的なようです。