社内報担当の皆さまこんにちは、お元気にお過ごしでしょうか。
今回は、社内報の校正について、「まとめて出すのが安心」という点について解説していきます。
五月雨式の校正戻しは危険
社内報を制作・校正をしている際に時々あるのが、校正が五月雨に戻ってくることです。五月雨式とは、一度に校正が戻ってこずに、細かく何度も追加して校正が戻ってくるようなやり方です。では五月雨式についてもう少し詳しく解説いたします。
五月雨式の校正とは
ひとつ誤解しやすいのが「ページごとに」校正をずらして返すことは、五月雨式ではありません。ページごとに担当者や確認先が違ったりすることはよくあることなので、スケジュールがずれてしまうのは仕方のないことです。
では、五月雨式とはどういう校正の戻し方でしょうか。
例えば、5ページ目の直しを月曜に出します。ところが見直ししていると別なところが気になってきて、火曜にも5ページ目の直しを出します。デザイナーは、月曜分の修正を直しているところに火曜分の追加がくるというような状況です。
このように初校→再校→3校というような校正の流れにのらずに、同じページや同じコーナーで、少しずつ修正を出すような校正の出し方です。では五月雨式の何が危険なのでしょうか。
五月雨式のリスク①校正漏れ
一番怖いのが、校正漏れです。細かく何度も直すことによって、校正漏れの可能性が格段に上がります。細かく何度も直すことによって、修正箇所の把握がお互い難しくなり校正漏れが起きやすくなります。大事な部分を間違えると取り返しがつかなくなるため注意しましょう。
五月雨式のリスク②管理の難しさ
何度も修正を出すことによって、校正紙の枚数が増え、校正箇所の直しの把握が難しくなります。また何度も修正を出すため、出すタイミングによっては修正の反映が再校ではなく3校になってしまうなど、余計に把握が難しくなってしまいます。最後に見直す際にも大変になります。
五月雨式のリスク③修正料金上乗せ
修正を細かく何度も出すことによって、デザイナーやディレクターが修正作業をする時間が大幅に増えてしまいます。校正回数も増えてしまうため、制作会社からは、料金アップを告げられる場合もあります。自分に決裁権がない場合は、上司判断にもなってしまい個人の評価にもかかわりますのでご注意ください。
以上が、校正をまとめて出すのが安心な理由です。皆さまも校正の際にはぜひ注意をしてみてくださいね。
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執筆者:ディレクター 上野
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