社内報担当者の皆さま、こんにちは。
社内報を制作するにあたって、社内の方に原稿依頼をする機会があるかと思います。日々の業務で多忙なところをなんとかお願いして、原稿を送ってもらったにもかかわらず、 「思った原稿と違うかも…」という経験はありませんか?
もらった原稿を手直ししようにもどこまですべきか、加減も分からなければどう手を入れたらよいのかもわからない…といった問題が発生することもしばしばあります。
思っていた原稿とは違うという現象は、もしかしたら、原稿依頼の仕方に問題があって起こったのかもしれません。そこで、今回は依頼する方もされる方もお互いに齟齬が生じないWIN-WINな原稿依頼ノウハウをお伝えします。
相手の立場で考えて原稿依頼状を作成する
原稿を依頼する際にまずは準備から。「何を目的とした」「どんな企画で」「どのような内容の原稿が欲しいのか」を自分の中でまずは整理しましょう。
できあがった依頼状を相手の立場になって読んでみてください。内容は伝わっていますか?
依頼状には、以下を明記しましょう!
- 掲載媒体、号数、発行(配信)予定日
- 企画名と企画内容
- 原稿内容の流れ
- 文字数
- 締め切り日
- 編集部で手を入れることもあるという注意事項
また、長文を書き慣れていない人に、いきなり1000字程度でお願いします、と依頼するのは避けた方がよいでしょう。項目を作って、項目ごとに200~300字にして分けてあげると書き手のハードルも下がって、締め切り日に間に合わないといったことも回避できやすくなります。
原稿修正のポイント
思っていた原稿内容と違うと感じても手直しをどうしていいか分からない場合、プロのライターにリライトをお願いすることも一つの手ですが、社内で修正作業をすることになった場合の簡単なコツをご紹介します。
なにはともあれ、言い回しや表現がわかりやすく整えることに集中して、読みやすい文章に仕上げてください。
具体的には、以下の3点をまずは心がけてみましょう。
・専門用語は簡単な言葉に置き換えてわかりやすくする
・一文が長すぎる場合は、いくつかの短い文に分けて読みやすくする
・読み手にとって言い回しが硬すぎる場合は、軟らかい表現に変える
など
以上の3点を意識して整えるだけでも、グンと読みやすくなります。もし、内容そのものをもっと違うものにしたい、ある部分の内容をもっと膨らませたいといった場合は、その意向を丁寧に相手に伝えて、勝手に書き直すことはせずに相手に書き足すなどの対応をしてもらうとお互い齟齬はないはずです。
また、最初にもらった原稿に手が加わっている場合は、依頼した相手にも再度確認をしてもらいましょう。
この修正の過程は、一度で終わらず何度か繰り返されることもありますが、このように丁寧な過程を踏まえることで、企画ページのクオリティが一気に上がることにつながります。また、こうした修正作業を経て、よりよい原稿になれば、原稿を依頼された側もうれしいはずです。
いかがでしたか?
企画ページがより良いものとなるためにも、まずは原稿の依頼方法を見直しつつ、さらには読みやすくなる文章のポイントも押さえてちょっとした修正にも対応できるようになれば、原稿を依頼する側もされる側も負担なくスムーズな作業が可能になると思いますよ!
(プロフィール)
編集ディレクターN
最近は、15時頃に高校生のような間食がしたくなるときがあります。ストレスなのでしょうか?ただ昼ごはんが少なかっただけでしょうか。