社内報担当者の皆さま、こんにちは。
社内報企画の中でも、外せない企画のうちの一つが「インタビュー記事」ではないでしょうか。初めて接する人に、いざインタビューするとなれば、誰でも緊張するものです。ましてや、インタビュー相手が自分の大先輩であったりすればなおさらです。そこで、今回はインタビュー取材の良し悪しを決める準備についてお話しします。
話を引き出す準備
取材する上で最も重要と言っても過言ではないのは、取材対象や内容に関する事前勉強です。予備知識を得ておくことは最低限のマナーと言えます。分からないから質問するわけですが、どう質問するのかが重要なのです。
例えば、
「〇〇部署の活動はどんなものがありますか?」
よりは、
「〇〇部署では、××という取組みをされているようですが、それに対して部署の方々は
どう反応されていますか?」
とすると、聞かれた側の回答が明らかに違ってきます。
事前の情報収集については、コーポレートサイト、過去の社内報や広報誌、社内資料や、上司や先輩、同僚などからの事前情報収集は取材前に行ってみてください。
質問の準備
インタビュー時間は限られていますので、テンポよく進めたいところです。そのためには、質問内容の準備はもちろん、質問の優先順位をつけておくことも重要です。
そして、取材相手には質問内容を事前に送っておけばよりスムーズです。インタビューをする側が緊張して聞くべきことを忘れてしまうことが万が一にあっても、取材相手から「この質問には答えるのか?」といったフォローを受けられることもあります。
そして、質問事項を共有しておけば、お互いに心の余裕を持ってインタビューに臨める利点もあります。取材される側も、少なからず緊張はしているので、お互いに内容を把握することで取材当日の雰囲気も作りやすくなります。
持ち物の準備
以下、インタビュー取材に必要なものを前日までにはチェックしておきましょう。
・ICレコーダー
・カメラ
・企画書・質問書
・社内報
・メモグッズ
電子機器は、電池やバッテリー、メモリーの空き具合のチェックも忘れずに。企画書は取材開始に当たって、取材するに至った経緯を伝えるためにも必須です。
いかがでしたか?
事前準備を徹底しておけば、本番の際には緊張も和らぐはずです。
そして、最後にもう一つ。本番では、事前に決めた質問ばかりしようと躍起にはならないでください。当日現場でしか聞けない話などを聞き出せるのがインタビュー取材の面白さです。
事前準備はあくまでも準備です。そこにとらわれ過ぎずに、楽しくやろうという気持ちが最後は重要です。準備の土台の上に心の余裕を持てるかが成功の秘訣です。
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(プロフィール)
編集ディレクターN
最近、美容院の「似合わせカット」という表現が気になります。その人の骨格や服装、ライフスタイルに至るまで、あらゆる方面を鑑みて似合うようにしていただけるとのこと、神業です。人の印象を決める8割は髪型といわれていますから、一大事です。