社内報作りは、まずどんなことを入れるか決めて、原稿を収集して、原稿を整理して、デザイン指示をして…と、やることが多く、なかなかスムーズに進行しないことが多々あるかと思います。
そこで今回は、効率よく読み応えのある誌面にできる3つのポイントについてご紹介します。
1. 定例企画と特集を決める
社内報の構成は、ほとんどが定例企画と特集でできています。
定例企画とは、毎号テーマが決まっていて、リレー形式で各事業所や社員に原稿を書いてもらう企画のことです。例えば社員紹介、連載・リレー形式のコラム、拠点紹介、委員会活動などが挙げられます。
特集は、各号で大きなトピックスを掘り下げる記事のことです。例えば中期経営計画の概要、新事業の紹介、周年記念企画などが挙げられます。
これらを、あらかじめ年間でどのくらいのボリュームで入るのか、おおまかな枠を決めておけば「この特集は次の会議で案を出し合おう」「次号の拠点紹介は関東工場だからそろそろ原稿依頼を出そう」と、やることが明確に分かり、スムーズに進行できます。
2. 原稿は見出しを入れて読みやすく
「文字ばかりで読みづらいな」というときは、見出しを挿入したり、重要な箇所を色文字にしたり、マーカー線を引いたりすることで、グッと読みやすくなります。
社内報にはたくさんの情報を載せたいと思いがちですが、読み手にとってはたくさんの文字を読むのは負担となり、最悪読んでもらえないこともあります。社内報の一番の目的は情報を相手に伝えること。あまりにもボリュームが多い原稿は、文章の一部を次号に持ち越したり、冗長な表現になっている部分は簡潔な表現に直すか、思い切ってカットしたりし、簡潔で分かりやすい文章になるよう手直しをすることも必要です。
3. デザイン指示は「イメージラフ」を作成しよう
「イメージラフ」は、誌面のどこに、どれくらいの大きさで写真が入るのか、どれくらいのボリュームで文章が入るのかをざっくりと示したものです。もちろん手書きでもかまいません。
デザインのイメージを「ポップに楽しく」と伝えても、自分の持っているイメージと相手のイメージに齟齬が生まれがち。そこで自分のイメージに近い雑誌のページをイメージラフと併せて共有することで、より明確にイメージが伝わり、デザインに関する修正を減らすことができ、スムーズな進行につながります。
いかがでしょうか。
これら3つのポイントを参考に、効率よく読み応えのある社内報に仕上げていきましょう!
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執筆者:ディレクター 大原
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