コロナ禍が明け、3年以上遠のいていたイベントが各地で徐々に復活し始めています。企業においても入社式や表彰式、自社イベントなどが開催され、社内外でのイベントを報告する機会も増えているのではないでしょうか?
今回は“社内報の記録”に、“参加者の記憶”に欠かせない写真撮影のポイントを押さえておきましょう。
-準備-
会場内と当日スケジュール(プログラム)を把握
当日、スムーズに撮影を進行するためには事前準備が重要です。
まずは会場の外観、広さや光の入り方、参加者の立ち位置などを確認しましょう。リハーサルから参加することをおすすめしますが、難しい場合は早めの会場入りを。進行内容からメインの催し、主役となる人物を把握して撮影ポジションを確認しておきます。
イベントは“生モノ”なので、シャッターチャンスを逃さないようにしましょう!📸
-撮影-
「いつ、どこで、誰が、何を目的として、どのように行なったのか」を残す
写真は、視覚を通じて具体的なイメージを簡単に伝えることができます。文章がプラスαになるよう、写真1枚でその場にタイムトリッップできるような構図で撮影しましょう!
例えば、人物にだけフォーカスするのではなく、会場のスクリーンに映し出される映像もフレームに収めるようにするなど、会場の空気感を意識した撮影を心掛けると良いでしょう。
▶︎外観や会場案内図(いつ・どこで)
日にちや時間帯が分かるよう、空を含めた外観写真を残し、その日の背景が分かる写真を撮りましょう。日付記載のある看板や会場案内図、プログラムパンフレットも重要です。
▶︎人物(誰が)
主役となる人物は、一人とは限らず複数人の場合もあります。シーンに合わせて、その時の主役が誰なのか、何を伝えたいのかがしっかりと伝わるような表情を押さえましょう。
1パターンではなく、角度によって見え方は変わってくるので、正面や斜め、引きや寄りの構図違いで複数パターンで撮ってみましょう。バリエーションを多く撮影しておくことで、何人か同じシチュエーションであっても誌面で使用する際に“違い”を出すことができるので、単調にならず、内容にメリハリをつけることができます。会場の雰囲気把握として後ろ姿も必要ですが、表情が見えていることをポイントに。
▶︎会場の雰囲気(目的、どのように行なったのか)
どんな雰囲気の中開催されたのかを伝えるためには、人物はもちろん会場全体の空間も重要です。まずは広い構図で撮影し、会場全体の空気感が分かる写真を収め、そこからイベント状況に合わせて内容がわかるような人物の表情を押さえていきましょう。この場合、臨場感のある表情が捉えられるよう、シャッターチャンスを狙ってカメラを構えて待つと良い瞬間を撮ることができます。
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参加者はもちろん、第三者への報告も含めて、当日の様子をできるだけ臨場感を持って伝えるということが必要です。撮影中は時おり写真を見返しながら、似たような構図ばかりになっていないか確認し、たくさんのバリエーションで撮ることをおすすめします!
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