文字量が多くても大丈夫! 少しの工夫でスマートな誌面になります!

社内報ご担当者の皆さんこんにちは。

社内報の制作では、担当者に原稿作成を依頼して提出してもらう企画が多々あると思いますが、戻ってきた原稿の文字量が大幅に多く、文字ばかりの誌面になってしまう時はありませんか。中には、そのまま文字だけを流し込んで進める方も多いかもしれませんが、社内報は「読みやすさ」が大切です。

文字量を削らずにただ並べた状態でデザインに反映してしまうと空間はなくなり、とても窮屈な印象になります。びっしりと活字が詰まった誌面はよっぽどの興味がない限り、読み手の意欲が減少させます。とはいえ、どうしても大幅には削れない!今回はそんな時に役立つ、スマートで読みやすい誌面作りのポイントを紹介します。

*大きな見出しだけではなく、小見出しもつくる

文章の中からキーポイントとなる言葉を抜粋し、小見出しをつくりましょう。小見出しを読んだだけで、全体の内容をおおよそ推測できるような流れを作ることがポイントです。セクションを分けることでデザインにメリハリがつき、読みやすさにもつながります。例えば1,000文字程の場合は、大見出し1つに小見出しが3個あると理想的です。そうすることで単調にならないリズム感が生まれます。

 

*冗長表現、重複ワードは削る

「の」が多用されていたり、同じ言葉が重複していませんか?

伝わりやすい文章かどうかを見直してください。丁寧な原稿ほど無意識に話し言葉と混ざり、冗長表現が多くみられます。例えば「今の時代」は「現代」、「〜することができます」は「〜できます」など、短い言葉にまとめることでき、表現も曖昧ではなくなります。「一番最初に」というような同じ意味の言葉を繰り返すことも二重表現になるので、このような余分な言葉は省いて文字量を調整していきましょう。

*写真や図、イラストを活用する

文字情報だけで伝わり難い箇所には画像やイラスト、アイコンを活用しましょう。吹き出しや画像の下にキャプションを入れると一目で意味が伝わり、デザインにもゆとりが生まれます。視覚的な情報は記憶にも残りやすく、読者の興味を引くことができます。

 


 

文字量が多い時ほど、一度声に出して読んでみてください。読み返してしまう部分があれば修正する。これを繰り返していくことで、何が必要でどこが削れるかが見えてくると思います。読み手のことを考えながら、誌面にメリハリがつくよう全体のバランスを調整していくことが「読みやすさ」につながります。


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 <ディレクター 吉田>
読み返しすぎてしまうと逆に行き詰まることがあるので、
クリアな視点で見ることが大事ですね。