若手社員から管理職にエールを送る企画3選

実は、日本では管理職の離職率が高いといわれています。業務量の増加や、部下の育成・指導、部長など上役からのプレッシャー…。管理職になると、求められる能力や業務範囲が大きくなり、責任が重くなる分、心身に多大な負荷がかかってしまうためです。業務内容を熟知していて、かつ功績を残してきた管理職を失うのは会社にとって大きな損失。社内報ご担当者様の会社にも、悩みを抱えた管理職の方がいるかもしれません。社員のモチベーションをアップさせることは、社内報の重要な役目のひとつ。ぜひ、普段会社のために頑張っている管理職の社員にフォーカスを当て、応援するコンテンツを載せてみませんか。具体的な企画のアイデアを3つお伝えします。

1.部下たちから日頃の感謝を伝えるメッセージを寄せてもらう

普段感謝していても、直接上司に感謝を伝えるのは、部下にとってはハードルが高いもの。そんな時こそ、社内報をフル活用して仕事の中で助けてもらったエピソードや、ミスをして落ち込んでいる時に励ましてもらったなど、お世話になったエピソードと感謝のメッセージを伝えましょう。伝える側の名前は載せても載せていなくてもどちらでも大丈夫。自分の意図やアドバイスがきちんと部下に伝わっていたことがわかり、やりがいを感じてくれるはずです。

2.上司自身の志望動機から、当時の熱い想いをリマインド

どんな想いがあって入社しようと思ったのか、管理職自身の入社当時の志望動機を教えてもらう企画です。「最初は熱い想いを持って入社したな…」と初心に返ることができ、改めて自分の仕事の価値を見つめ直し、意欲を高めるいい機会になるかもしれません。

また、部下にしてみれば、上司がどういった経歴で現在の会社に入社して、どの部署でどんな実績を積んできたのか、意外と知らないもの。「課長にもこんな時代があったんだな」「こんな大型プロジェクトをやっていたんだ!」などの実績が分かれば、より親近感や尊敬が生まれて、管理職は仕事を進めやすくなるでしょう。

 

3.管理職の悩みを若手社員が受け止める「お悩み相談室」

立場上、弱いところは他人に見せにくいと悩む管理職のために、部署関係なく、若手社員が悩みを受け止める企画をご提案します。悩み相談といっても、管理職の業務内容についての悩みを若手社員が解決するのは難しいでしょう。「思春期の娘が最近話してくれなくなっちゃって…」など、プライベートに関する相談にテーマを絞りましょう。若手社員にとっては、管理職の悩みや本音を知ることで、意外な一面や人間性にふれることができ、心の距離が縮まります。管理職にとっても、若手社員からのアドバイスをうれしく思うでしょう。悩み解決へと導いてくれるかもしれません。

 

今回は、管理職のモチベーション向上につながるための企画を紹介しました。管理職は立場上悩みを1人で抱え込んでしまいがちです。上下関係なく社員同士で悩みや想いを伝えあうことができれば、管理職の抱えている負担や負荷が少しでも軽くなるかもしれません。普段フォーカスされにくい管理職の社員だからこそ、この機会にエールを送ってあげたいですね。

社内報を通して、誰にとっても働きやすい環境づくりを推進していきましょう!


ディレクター:大野

落ち込んでいる人を元気づけるのは難しいですよね…。

さりげない励まし方ができる人になりたいです。